iPadmini6を持っていってよかったぁ〜MacBookと相性の悪いプロジェクタと対面して〜
https://gyazo.com/f2e3d3f9019bfa3d6397faf8eea281a8
昨日(2022/05/17)は,新潟県立看護大学でFD研修委員会の講座を行いました。
【参照】久しぶりの学外対面講座,初めてのFD研修委員会講師,ドキドキの学校教育外組織との対面〜新潟県立看護大学でのFD研修委員会〜
講座を始める前の会場準備で少々焦ったのが,会場のプロジェクタに接続してスクリーンに照射したMacBook Airの画面の左部分(1/8か1/9)が欠けて表示されてしまう……ということでした。昔のPCやMacではあるといえば,たまにある問題でしたが,久しぶりにこういうトラブルに対面しました(笑)。接続端子がVGAだったので,環境的に少し古い状態ではあったかもしれません。
時間もなかったので,プロジェクタの問題なのか,Macの問題なのかもわからず,とにかくこの場をどうにかしなくちゃ……というところでない頭を一生懸命働かせました。
そこで,ピピピと思い出したのが,
「iPadmini6でやれるかな?」
でした。
早速,バッグからiPadmini6を取り出して,プロジェクタに接続。
iPadmini6の端子はUSB-CでLightningではないので,(M1)MacBook Airのプロジェクタ端子を共用できます。とても素敵。
ドキドキしながらプロジェクタから照射されたスクリーンを見ると……。
うれしい!!ちゃんと画面が切れずに全て表示されました。
Keynoteから本日のプレゼンデータをiCloud経由でダウンロードしてプロジェクタで表示。
おおっ,ちゃんと画面が切れずに表示されました。
フォント問題も大丈夫。先日,iPadmini6にiMacや(M1)MacBook Airで利用しているフォントをインストールしておいたのが効きました。レイアウトが崩れずに表示されます。
【参照】iPadmini6にフォントをインストールする
これで,講座の時間,全く問題なく進めることができました。
「iPadmini6にフォントをインストールする」でも書いていますが,iPadのKeynoteにはMacのKeynoteにはできない以下の魅力があります。
iPadで使えるKeynoteは,MacのKeynoteには入っていない(使えない)機能がいくつかあります。
プレゼンテーション途中に,画面にカラーペンで書き込みを入れたり,残像が残るとても見やすいレーザーポインタ機能があるのです。プレゼンテーションに最初から動画等の動きとして入れ込んでおくのではなくて,その場で臨機応変に書き込むという即興的なプレゼンテーションが可能なのです。これって,おもしろそうでしょ?
上の画面。
黄色の手書き文字を書き入れていますが,これはiPadのKeynoteの画面書き込み機能で書いたものです。
プレゼンテーションしながら,即興的なプレゼンが可能になるのですよね。
こうした筆記機能だけではなく,ポインタ機能もあるので,その都度,強調して話すこともできます。
うーん,いいねいいね。
今後,メインのプレゼンテーション機をどちらにするか悩みます。
MacBook Airでプレゼンテーションするときのよさはいざというとき素早く,他のデータも提示できるところですね。PCなので,画面をいくつも立ち上げて,いざとなった場合,重ねて表示することもできます。
講座や授業で体験や活動をたくさん取り入れる私だからこそ必要があって,かつ,PCだからこそやりやすくてよくやっていることを一つ紹介します。ファシリテーションの大切なことの一つに「時間管理」そして「時間提示」があります。
Keynoteで講座最中,Keynoteをスライドショーの再生前の編集画面に戻します。
タイマーソフト「Timer by Ten」を立ち上げて,Keynoteに重ねて表示します。
学習者(参加者)に活動をしてもらいながら,時間を提示します。
https://gyazo.com/d633c939dad4b008d452b72dc5d94e67
こうすることで,プレゼンテーション画面を見てもらいながら,時間も確認してもらうことができるよさがあります。
一般にプレゼンテーションって「全画面表示」になると思いますが,Mac用のKeynoteには「スライドショー」の再生に「ウィンドウ表示」というのがあります。下が「ウィンドウ表示」を用いてKeynoteでスライドショー再生してみたところです。
https://gyazo.com/5c84532cc016c40f3fca0b6ee1da6e2a
全画面表示でのスライドショーの違い,わかります?
今年度当初,普段のプレゼンテーションは全画面表示にして,時間を意識した活動をしてもらう時に上のようなウィンドウ表示にしてプレゼン画面と同時にストップウォッチソフト(タイマーソフト)を立ち上げて時間を意識してもらうようにしてました。
しかし,わたしのMacBook Air固有の問題なのかもしれませんが,この使い方をすると,ほぼ100%どこかの時間で画面が固まる現象がおきるようになったのです。そこで,今はウィンドウ表示を用いた方法はやめて,2つ上の画面のようなプレゼンテーションの編集画面に戻し(その場合,編集画面をできるだけ大きく表示するように工夫します),その画面に重ねるようにしてストップウォッチソフト(タイマーソフト)を提示するという使い方をしています。この方法だと今のところ画面が固まらずに済んでいます。
本題に戻りますが,PCだとこのように配置の自由度が高かったり,PC内にある情報をさっと検索,提示したり,データやソフトウェアをいくつか重ねて表示できるよさがありますよね。
iPadだと「重ねて表示」が難しいのですね。
例えば,iPadのマルチタスクを実現する方法の一つにSplitViewがあります。2画面同時表示できるものですよね。
これを用いると上のわたしのしたいことができるのではないかと考えるでしょ?
つまり,一方の画面にKeynoteのプレゼン画面を表示して,一方の画面にストップウォッチアプリ(タイマーアプリ)を婢ょうじして使用するのです。
例えば下の感じ
https://gyazo.com/d2837e3caf34dceb0623a40b05621483
左右どちらも黒で提示してごめんなさい。
左2/3がKeynoteのスライドショー画面,右1/3が時計アプリのストップウォッチの画面とおわかりでしょうか。
iPadのSplitViewを使うとこういうことができるんですよね。
しかし,喜んでこれをプロジェクタに照射すると……。
残念かな,上の画面でいうと,左のKeynoteの画面しか照射されません。(手元のiPadには上のような2分割された画面が表示されているのですけどね)。
で……。今,この文章を書いて,ひらめいたことを実行してみたら……なるほど,iPadでも我慢できる程度に上の2画面表示ができました。
どうしたかといいますと,Keynoteをスライドショー表示画面から編集画面にもどしてSplitViewにしてプロジェクターで照射するのです。すると,編集画面のままではありますがSplitViewという形でプレゼンテーション画面ともう一つ(例えば上で言うならストップウォッチ画面)を表示することができました。
なるほど。考えてみれば,これはPCと同じ原理ですね。PCでも(全画面の)スライドショー表示をすればスライド以外は表示できません。同様に,iPadのKeynoteを使ってスライドショー表示をすればスライド以外は表示できないということです。
考えてみれば当たり前ですか(爆)。
ということで,iPadのKeynoteを用いてプレゼンテーションする際,普段はスライドショーにして全画面でプレゼンテーションをしながら,時間を意識して活動してほしいときはスライドショー表示を止めるとSplitViewにしておけば(編集画面ではあるが)スライド画面を提示しながら時間経過を示すことができる……ということですな。
よしよしよし……。
ということは,よけい,今後のプレゼンテーションはMacBook Airで行うか,iPadminiで行うか……悩みますなぁ……どうしようか……。
ふうっ。あれれ?
最初,この文章は,MacBook Airとプロジェクタの相性が悪くて表示できない危機があったけれども,iPadを持っていたことで危機が救われました!という単純な話にするはずだったのに……。
相変わらず,長文になってしまいました。
すみません。
ではでは。