2020年度後期学部授業スタート昨日はMiroで今日はPadlet〜授業における学級づくり論〜
蓋を開けると、30人中26人の受講ということでこちらも思った以上の受講者人数だったため、授業計画の見直し。
わたしの授業は、受講者の交流を中心に進めるので、当たり前ですけど人数が多いほうが盛り上がるわけです。そして、わたしもなんだかんだいってアドレナリンが出た状態で授業を進めてしまいます。
初めて対面する学生たちです。学生もどんな教員だろうと若干緊張しているでしょうが、わたしも人前で話をするのが苦手な教員なのでめちゃくちゃ緊張しています。しかし、わたしのつまらないギャグも笑いで受け入れてくれる学生たちでわたしを気持ちよくさせてくれる人たちが多くてノッテしまいました(笑)(いえ、ノセられたのかな)。やっぱり、その年々の集団の雰囲気というのがありますね。なんだかとってもいい感じの集まり。
26人を前にして、朝の活動時間や学級活動の時間に使える「級友と親しくなれるレクリエーション」を行いました。思っていたとおり、コロナ禍のもと、同じコースのメンバーと言えども例年とは異なりなかなか親交が深められない学生たちはこの活動を通して「みんなと距離感を縮められた」と書いてくれていて嬉しく思いました。 https://gyazo.com/17bd0bbe162fec20fabfefc28da7927c
教職大学院の授業はMiroを協同で用いる思考ツールとして使っていく予定です。
学部の授業はどちらかというとPadletは単純な意見交換の場として使うつもりです。中心は授業終わりに書いてもらう本日の「振り返り」です。
学生に振り返りを書いて提出してもらうのなら、GoogleClassroomだけでいいじゃないかという話もあるでしょう。これは、教員(わたし)と個別の学生とでのやりとりなら、それでいいのです。しかし、わたしはある学生が書いた「振り返り」を他の学生にも読んでもらいたいわけですね。そして、時間があれば他の学生が書いた「振り返り」に関して別の学生がコメントをつけるということをしてほしいわけです。それで「GoogleClassroomだけ」ではものたりなくて、「GoogleClassroom+Googleスライド」というイレギュラーな使い方をしていたのでした。
しかし、この流れを今回は、Padletでやります。
https://gyazo.com/7ccd01102343f57498e3a88bdb20c968
上は、第1回目、本日だけのPadletなのでカラッとしています。
でも、先に書いた用途なら、たぶん、「GoogleClassroom+Googleスライド」よりもわたしも学生も下の理由で簡単に気軽に使えます。
一番左を配布資料の場とします。
本日は、2つの資料を配布しました。Word文書もpdfも、はたまたプレゼンファイルもここにアップロードしてダウンロードもできます。
「◯月◯日の振り返り」と書くだけでよいです
Googleスライドの場合、最初にいくつか用意する必要がありましたが、こちらPadletの場合「◯月◯日の振り返り」というタイトルの列を作成するだけでよいです。あとは、次々に学生が「+」ボタンを押して自分の考えを書いていけばよいという構図ですね。
加えて、簡単にコメントし合えます。コメント機能がデフォルトなので(もちろん、コメントさせないようにもできます)、友達の書いたことにコメントがすぐにできます。
上は、わたしがコメントを入れているところが少し見られますね。一人ひとりの文章にコメントを入れて返します。
列をどんどん増やしていけます
今後、毎授業の終わりに同じように「振り返り」の列を増やしていくと同時に、後半は一人ひとりの模擬授業を行うので模擬授業ごとの「列」を作成して模擬授業ごとにコメントを入れ合う予定です。
15回の授業分一覧できます
どんどん右に列を増やしていけるので、この1ページに15回分すべての授業の「振り返り」を中心にした学生の声を集めることができます。
https://gyazo.com/c32b7696e1ca489b211232fd68691d43
学生にPadletのアドレスを知らせるのもとても簡単で、メニューに「シェア」というのがありますが、そこで「QRコードを取得」を選ぶとパソコン画面いっぱいにQRコードを表示してくれます。わたしは、もちろん、プロジェクタでこの画面を照らしていますので、学生はスマホを取り出してスクリーンに向けてQRコードリーダーで読み取ればすぐにPadletに入り込めるという寸法です。これを使えば、この程度の目的であればGoogleClassroomが必要ないんですね。もちろん、GoogleClassroom経由でPadletのアドレスのリンクを知らせることもアリですけど。 学生の学ぶ意欲はものすごくて、各自の感想がとてもすばらしかったです。それを学生同士読みあえることで、より刺激しあえる形になっていることでしょう。もちろん、わたしはすぐに一人ひとりにコメントを入れて返しました。
教職大学院の授業同様、翌週が楽しみです。