オンライン授業の振り返りのツールの一つとしてGoogleスライドは選択肢の一つ〜特に学習者同士の「見せ合い」「コメントし合い」をしたい方にとってはよりよいサービス〜
あと、Googleスライドは、わたしの中では協同的に授業をすすめる上では案外重要な位置づけを持つのだが……、これは後日紹介したい。 https://gyazo.com/76d9ac8715a5c109fce86ec35161a36d
例えば、こんな感じです。
戸惑わないように、名前を書いておいてあげると親切でしょう。
振り返りを書いてもらう部分に枠を作成しておきます。 Googleのサービス各種は、ほとんどが「共同編集できる」ことを前提につくられています。
Googleスライドもしかりです。
最初に「共有化」をかけて
関係者にこのスライドに入ってきてもらい
同時に書き込んでもらっても大丈夫
ということですね。
わたしのこだわりは、「振り返り」した内容を、わたしにだけ提出するのではなく、みんなで見せ合うというところです。そして、みんなでコメントをし合うというところです。同じ時間に同じ内容を学んだ人たちがいるにもかかわらず、最後は単なるわたしと学習者個人とだけのやりとりなんてもったいないじゃないですか。
これ、もちろん、Googleドキュメントでもできます。Googleドキュメントであれば、ワープロ機能を持っていますから、本格的なワークシートのようなものをこちらで準備してそれに振り返りを書いてもらうことも可能です。それがいいと思った方はそれでいいでしょうが、「学習者相互に振り返りを見せ合う、コメントし合う」という部分では少し、面倒な感じになるかなと思います。
どういうことかといいますと、もし、Googleドキュメントで上と同様なことをしようとすると
学習者と同じ人数分のGoogleドキュメント文書を準備する必要があります。
Googleドキュメントも共同編集機能がありますが、1ページ目は○○さん、2ページ目は○○さん、3ページ目は……と割り当てていくと、同時に文章を書くと、ページとページは連なっていますから、他者の文章量に応じて、ページがずれる(先に追いやられたり、戻されたり)可能性があるということです。
そうしないためには、1人ずつGoogleドキュメント文書を用意しなければなりません。
となりますと、後で相互に読み合い、コメントしあいをしようとすると、各人の振り返り文書を見に行く作業がなかなか面倒になります。その都度、文章を開いては閉じ、開いては閉じ……みたいにしなければならないわけです。
その代わり、Googleスライドは楽です。ページを行き来するだけで、他者の振り返りを読むことができます。
形も、横長なので、なんとなく、A5判横長の「振り返りジャーナル」の形を想起させませんか(笑)。
授業の終わりの「振り返り」または「まとめ」で何を大切にするか、というところで意見はわかれるかもしれません。
わたしは、上でも何度か書いていますが、学習者相互の感じたことを共有することにこだわりを持ち、大切と思っているので、どうしても各自の「振り返り」を気楽に気軽に「見せ合う」「コメントし合う」環境を作ることにこだわるわけです。
もともと、パワーポイントできれいなチラシを作成するとか簡易な見やすい図形を作成するということをされている方がいます。これだって、プレゼンテーションソフトの域を超えて、簡易図形ソフト、レイアウトソフトとして利用しているわけです。柔軟な発想と対応が新しい、おもしろい使い方を生み出します。