開かれた『学び合い』はこれで成功する!
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紹介
『学び合い』は、一人で続けるよりも、周囲とつながり、開くことで授業実践は安定し、発展していきます。今作では、学校全体で、地域で『学び合い』を取り入れたいと思っているけれど、どのように展開していったらいいのか…と悩んでいる先生方のために、学校のチームづくりにつながる『学び合い』を紹介します! 『学び合い』に興味を持ったとき、始めに『学び合い』授業そのものに興味を持ちますが、『学び合い』を始めると授業そのもの以上に、『学び合い』を進めていく環境をどのように整えていくかということが大切かを実感します。一人、つまり孤独では続けていくのが大変、悩みを共有し合える仲間が身近にいた方が楽しくできる、理解者を増やす、理解者と繋がることで、周囲が幸せになり、なによりも、実践をしていく自分の精神状態が健康になり、幸せになっていきます。
本書では、『学び合い』の環境づくり、環境設定、仲間づくり、仲間をいかにつながっていくか、等々を取り上げて書きました。とても本質的なことを書いている本だと思います。
目次
第一部 これで『学び合い』は広がっていく!
第一章 「成功し続ける」にはコツがある―I(私)だけでは難しい
上手につながることが大切―だからWe(私たち)になろう
つながり方いろいろ―いろいろな角度でみんなHappy
第二部 さまざまな角度から『学び合い』を広げていく!
教師たちもWeを
職員室におけるWeな関係が職員室の『学び合い』
職員室におけるWeな関係づくりとファシリテーションスキル
職員室の「目標と学習と評価の一体化」
「目標」を共有することで起きたこと
「評価」と職員室
みんなで前に進もう
●職員集団づくりも「目標と学習と評価の一体化」がいい感じ
『学び合い』という言葉にこだわらない
周りに広げようとする前にしっかり自分自身が『学び合い』を体現しよう
職員集団も「目標と学習と評価の一体化」で『学び合い』が促進する!
【鼎談】「行動を縛る」から「心をつなぐ」へ
ゆる~く『学び合う』校内研修がIとWeをつなぐコツ
風通しよく、お互いの素敵なところを学び合う関係づくりを
最も身近な最も価値のある情報ストック集
Weな関係で「目標と学習と評価の一体化」を意識する ●「作業の分担」と「責任の分担」
忙しいときにかける声
Weな関係をどう構築するか―責任の分担
Weな関係をどう構築するか―成果の共有
【対談】Weな校内研修にするには
第三章 学校全体で『学び合い』を広げてつながる
こんな研究授業ならいつでもしますよ
一つひとつの授業をつなげる
●複数の教師が教室の中で会話する「ぷらっと授業参観」で『学び合い』が促進する
管理職による授業参観(校内巡視)の現状
授業参観(校内巡視)で思うこと
みんなで「ぷらっと参観」
第四章 町全体で『学び合い』に取り組み、つながる
●町ぐるみで取り組む『学び合い』の過去、現在、未来
『学び合い』との出会いと「本気」の関係
町全体での『学び合い』の導入
理論と実践の往還、学術研究による『学び合い』授業研究会
『学び合い』による学校、教育委員会、大学のWeな関係
インフォーマルな関係による『学び合い』のアイディア
『学び合い』の最新情報を還元する役割を果たす教育委員会 【鼎談】これからの行政と学校の理想的な関係とは
第五章 ネットで『学び合い』とつながる
校内に誰も共感者がいないとき、ネットで地域で『学び合い』とつながろう
やってみよう! 一つのメールがすべての始まり!
『学び合い』ブログの情報発信が全国とつながる一歩!
教室『学び合い』フォーラムの参加がリアルな知人増加のきっかけ!
『学び合い』○○の会への参加で増える仲間!
『学び合い』仲間が簡単に見つけられるSNS時代!
Weの第一歩は気軽なネット利用とほんのちょっとの行動力!
●教室『学び合い』フォーラムの過去、現在、未来
楽しみ続ける―楽しくなけりゃ続けられない
変化し続ける―変化を恐れない
そしてもう一つ
【鼎談】『学び合い』をキーワードに点から線へ