STR$()
STR$ 変数が参照する文字列の取得・文字列の切り出し
書式
STR$(変数)
STR$(変数,先頭位置,長さ)
STR$(文字列)
STR$(文字列,先頭位置,長さ)
引数
変数 :文字列を参照している変数または配列変数
先頭位置 :切り出す文字位置先頭 1~32767
長さ :切り出す文字の長さ 1~32767
文字列 :ダブルクォーテーションで囲った文字列定数("文字列" )
戻り値
指定した文字列および変数が参照している文字列を全部または一部を切り出して返します。
説明
指定した文字列および変数が参照している文字列を全部または一部を切り出して返します。
引数に先頭位置、長さを指定した場合は、その条件にて文字列を切り出して返します。
先頭位置は1からの指定となります。
例:
code:STR_SAMPLE1.BAS
10 S="123456789"
20 ?STR$(S)
30 ?STR$(S,5,2)
40 ?STR$("ABCDE",5,1)
実行結果
code:STR_SAMPLE2.BAS
run
123456789
56
E
OK
上記の例では、変数Sが参照している文字列"123456789"に対して、
20行は全て出力、30行は5番目からの文字から2文字 "56"を出力、
30行は直接指定した文字列"ABCDE"の5番目の文字から1文字を出力しています。
エラーメッセージ
Syntax error :文法エラー、書式と異なる利用を行った
Illegal value :指定した文字位置、長さの値が不当
'(' or ')' expected :’(‘ または ‘)’が無い
Overflow :指定した数値が-32768 ~ 32767を超えている
利用例
変数が参照している文字列を切り出して表示する
code:STR_SAMPLE2.BAS
10 'モジレツソウサ サンプル
20 S="Hello,Tiny BASIC"
30 L=LEN(S)
40 PRINT STR$(S);" LEN=";L
50 PRINT STR$(S,1,5)
60 C=ASC(S,12)
RUN
Hello,Tiny BASIC LEN=16
Hello
関連項目