押しつぶしと引き伸ばし
Squash and Stretch
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原理
動いている物体は瞬間的に形を変える、という観察に基づく。地面に当たったボールは押しつぶされ、跳ね上がる瞬間に伸びる。重い物体ほど変形が小さく、軽く柔らかい物体ほど変形が大きくなり、この変形量で物体の物性を観客に伝える。
重要な制約は、変形しても体積は一定に保たれるという点。横に潰した分だけ縦に縮み、縦に伸ばした分だけ横に細くなる。これを破ると物体が膨張・収縮しているように見え、物性が壊れる。
適用範囲
ボールやキャラクターだけでなく、表情の作画にも応用される。驚いた顔は縦に伸び、笑顔では頬が横に押し出される。動きが速くなるほど押しつぶし・引き伸ばしの量は増やす方が自然に見える。
抽象図形を扱うモーショングラフィックスでも、要素の登場・退場時に短いSquash and Stretchを入れることで「物質感」を付与できる。逆に意図的に省略すれば緩急の省略と同様、機械的・記号的な質感を作れる。 参考文献・出典
「Twelve basic principles of animation」Wikipedia
「Squash and Stretch」Animator Island
「The 12 principles of animation」Adobe