タイミング
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原理
アニメーションにおいてタイミングは、対象物の物理的属性(重量・サイズ・材質)と感情的属性(性格・気分・意図)の両方を伝える基本パラメータ。
物理的には、重い物体は加速・減速がゆっくりで、軽い物体は素早く反応する。同じ「腕を上げる」動作でも、フレーム数が多ければ重く力強く、少なければ軽く素早い印象になる。
感情的には、間(ま)が性格を語る。ゆっくりした動作は「眠い」「考え込んでいる」「悲しい」、素早い動作は「驚いた」「興奮している」「神経質」と読み取られる。同じポーズ間の移動でも、タイミングの違いだけでまったく別のキャラクターに見える。
Spacingとの関係
Timingと密接に関わるのがSpacing(フレーム間隔)。Timingが「全体で何フレーム使うか」を扱うのに対し、Spacingは「そのフレーム内のどこに描画を配置するか」を扱う。両端に描画を集めれば緩急が生まれ、等間隔ならリニアな動きになる。両者を組み合わせて初めて動きの質感が決まる。 適用範囲
モーショングラフィックスでは、デュレーション設計そのものがTimingの実践。ロゴの登場が0.3秒か0.8秒かで、ブランドの「軽快さ」と「重厚さ」の印象が決定的に変わる。複数要素のスタガー(時間差)もTimingの応用。 UI/UXでは、Material Designなどが「100msは知覚できる最短時間」「200-300msが自然な遷移」「500ms超は遅く感じる」といったタイミング標準を提示している。
参考文献・出典
「Twelve basic principles of animation」Wikipedia
「Timing Principle」Animator Island
「Material Design Motion」