アピール/魅力
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原理
フランク・トーマスとオリー・ジョンストンは、Appealを「実写俳優におけるカリスマ性(charisma)に相当する」と定義している。観客が画面を見たときに自然と惹きつけられる、目を離せなくなる、もう一度見たくなる、そういう力をキャラクターと動きに与えること。 重要な点は、Appealは「可愛い」「美しい」「親しみやすい」だけを意味しないこと。悪役・怪物・グロテスクなキャラクターも「魅力的」でありうる。観客が「興味を持って見続けたくなる」かどうかが本質で、共感とは独立の概念。
構成要素
Appealは単一の技法ではなく、複数の要素の総合として現れる。
デザインのシンプルさと読みやすさ
シルエットの明確さ
形状の対比(丸/角、大/小、太/細)
動きの個性と一貫性
表情と仕草の豊かさ
逆にAppealを損なう要素として、二人は「複雑すぎるデザイン」「読みにくいシルエット」「左右対称のツインズ(実体感のあるドローイング参照)」「動きの単調さ」などを挙げている。 適用範囲
キャラクターアニメーションだけでなく、モーショングラフィックスやブランドアニメーションでも「Appeal」は中心的な評価軸となる。ロゴアニメーションの魅力、UI要素のマイクロインタラクションの愛らしさ、トランジションの心地よさ、いずれも本質的にはAppealの問題。 12原則の中で唯一、定量化や規則化が難しく、最終的にはデザイナー・アニメーターの審美眼と経験に依存する領域とされる。
参考文献・出典
「Twelve basic principles of animation」Wikipedia
「The 12 principles of animation」Adobe