4.渦中:混沌と生成
契約とは、計画に基づき、作業の順番を決めることである。
しかし、作り上げる過程とは、いつだって泥沼のくんずほぐれつである。
難産でない価値創造は、存在しない。
予感に始まり、構想が企画として立ち上がり、ヒトモノカネを惹きつけて、いざ契約関係が成立し、問題は、その後である。
社会活動のうえで、計画は、方便として必要であるが、本当は、価値の誕生の瞬間は、計画できない。
喩えるならば、価値が生まれる瞬間とは、温度や内圧が高まった瞬間の、相転移のようなものである。
あるいは、ビッグバンのようなものである。
成果とは、泥沼に咲く、一輪の蓮である。
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