高温蒸気噴出口
実は間欠泉・火山の中で1番難しい相手
https://gyazo.com/418867ca34d93fd1e5426ad2d8f00309
「じゃあ、そのまま #蒸気タービン で吸えば1番発電する温度帯で発電できるじゃん」 と、甘い考えで近づくプレーヤーに罰を与える存在
例えばこんなカンジの出力
https://gyazo.com/e685ddda9e186c545b2df1756309c23e
「休眠期を含めた平均でも、毎秒593.33g/sの500℃の水蒸気を吐き続ける」
よくわかんない人は「放っておいたら星ごと詰むヤベーヤツ」だと理解すればよい
この詰み具合は火山のそれよりも怖い
火山や金属火山は、そのうち自身が出す溶岩で自分自身を固めて噴火できなくなる
コイツは水蒸気なので密閉して気圧超過にするか、水没させない限りコロニー中に水蒸気をバラまき続ける
直に蒸気タービンを付けた場合に何が起きるか
蒸気の温度ごとにタービンが発する熱について再掲する
table:吸気口5つと各温度での排熱量
吸熱 排熱 熱破壊 備考
200℃ -877.59 kDTU/s +91.76 kDTU/s -789.83 kDTU/s 吸気5つの最大発電時
227℃ -1103.26 kDTU/s +114.33 kDTU/s -992.93 kDTU/s 吸気4つの最大発電時
270℃ -1462.65 kDTU/s +150.27 kDTU/s -1316.38 kDTU/s 吸気3つの最大発電時
358℃ -2198.15 kDTU/s +223.82 kDTU/s -1978.34 kDTU/s 吸気2つの最大発電時
500℃ -3384.99 kDTU/s +342.5 kDTU/s -3046.49 kDTU/s 高温蒸気間欠泉
620℃ -4387.95 kDTU/s +442.8 kDTU/s -3949.15 kDTU/s 吸気1つの最大発電時 (理論値)
タービンを直付けして済まそうとした時、342.5 kDTU/sの発熱に対処しなきゃいけない。
なので、 「タービンが蒸気を吸えなくなったりしないように液体クーラー1200Wを常に使う」ようなことになる
「問題ない温度まで冷やす」場合、火山よりも熱量が大きい
これはおそらく、火山や金属火山まで攻略したプレーヤークラスなら気づく。
「火山は1700℃、金属火山は2500℃級だからそちらの方が危険では?」と直感ではそう感じるかもしれない
が、高温蒸気間欠泉は、一回の噴出に出す熱エネルギーとして全種類の間欠泉・火山関連で1番大きい
https://gyazo.com/96c78ee5fd2b1b9e078859eb7e2d6223
これがミニ火山のマグマを噴火周期の間に100℃の火成岩へと冷やす場合の熱量
→ 1'350kDTU/s
https://gyazo.com/030eaa9057fc27029b32a397bbbb5a22
これが活動期の鉄火山から1サイクル以内に噴出した分の鉄を100℃に冷やす場合の熱量
→ 689kDTU/s
→ 蒸気タービン1基で相殺
https://gyazo.com/620c8759f8f2178298e5b910dcd1d341
そしてこれが高温蒸気間欠泉から一度の噴出分を100℃に冷やす場合の熱量
→ 2'044kDTU/s
→ 蒸気タービン3基以上必要
同じ「100℃に下げる」でもこんなに差が出る。放置することの危険度では火山群以上に影響度の強い間欠泉だと認識した方が良い
https://gyazo.com/e8b2ed7a75b809521c074ec7c7797a62
この加熱の勢いは、それよりも1000℃以上高いはずの火山のマグマや金属火山の溶けた金属よりも強い
それだけ、水が持っている熱量の大きさがどれほどヤバいのかがこのゲームでわかる