メカニカルフィルタ
https://gyazo.com/e67e78677beab3b202e78d9fb1376ab5
上はジョイントにバルブを用いる例、下がジョイントにブリッジを使う例。
全体の構造的にはバルブを使った方がスペースを取らないが、ブリッジを使った例は殆どの部分が壁と干渉しない利点がある
動作的には同じ事なので、これを設置する状況に応じて使い分ける
https://gyazo.com/2c5e234eb5d7d7ea43be739990357238
これを稼働させるには、工事、設定、ポンプの稼働に手順が要るので、本稿ではその解説もする
動画
https://www.youtube.com/watch?v=ZkZTOS0Y3cU
サボリーマン2号氏による解説。氏はこの機構を メカニカルフィルタ と呼んでいる。
構造
https://gyazo.com/e67e78677beab3b202e78d9fb1376ab5https://gyazo.com/f3847c0c441d72211960159990bd90a5
https://gyazo.com/d8c28647fdb388588eeae76cd3fbdf75
1. セットアップ
https://gyazo.com/7010b351fffa0140fbcd712aa5918a3ehttps://gyazo.com/190eb007f988e35585bdc7704f952f7f
気体バルブ、液体バルブに上図のようなループ構造のパイプラインを組み、バルブの流量を 1g/s に設定する
フィルタリングしたい対象の流体(以後、ターゲット流体 と呼ぶ)を何かしらの方法で入れておく
こうすると、このパイプの中には常に 1g/s のターゲット流体 が常に流れている状態 になる
2. パイプライン構築
https://gyazo.com/45081835df307a871a3d30fd3f191c72
https://gyazo.com/7a0141c98e4a4d34d06014a8f74184f7
1. 完成前にポンプが稼働しないように自動化ワイヤーを挿して動作しないようにしておく
2. フィルタリングされた余りとなる余分な流体のベント先と、ターゲット流体の出口までをパイプでつなげる
3. (重要)ポンプからのパイプ導管を バルブの入口側→バルブの出口側 の順で合流するようにブリッジやバルブで接続する
4. バルブの 入口側にブリッジを2本挿し、2本目のブリッジの入口側にパイプ元素センサーを設置
ターゲット流体を指定する
3. 稼働&自動化
https://gyazo.com/268f9e6d89c0c213e12fc875bea250f6
https://gyazo.com/3dd1651976ea4fb80151313eef9a749d
https://gyazo.com/c1ed9a580b4e0aecaeea19599b908988
パイプ元素センサーとポンプを NOTゲート.iconNOTゲート で接続して稼働開始 ターゲット流体の利用側が詰まった時にポンプの稼働が自動停止する
応用例: コンパクトEXOスーツドック
https://gyazo.com/707e81970899ae472f8de7fce6a7efc3
https://gyazo.com/2c4267788485fc6fd3c00bf5d5da25f4
https://gyazo.com/835954d096aabf288da95e7cfbf40edb
この機構は「一旦作ったらそうそうリフォームしない」「定常的に稼働し続ける」場所の設置に向く
EXOスーツドックなど、設備全体の電力消費が大きくなりがちなシステムの省電力化でコスパを発揮する
もっとも、このように結局酸素以外の気体を近場に捨てるのであればフィルタリングベントの方がギチギチと配管を詰め込ませずに済むし工程が少ない