「オーバーヒート温度の補正があるから金アマルガムで作る」のは悪手
https://gyazo.com/a1cee7224c0b80afe626dca93ec5908f
テラで初めて一通り温暖化対策の段階に入るまで進んだプレーヤーが陥るあるあるパターン https://gyazo.com/572be8c6fa342b8c5b693dd984773dbe
table:金属鉱石ごとの熱性能
素材 熱伝導率 比熱容量 オーバーヒート補正
金アマルガムはオーバーヒート補正が+50℃ついている
例えばオーバーヒート温度が75℃の設備なら、125℃まで耐熱性が得られる。
沸騰寸前のお湯に浸しても壊れないので、そういうところで重宝される。
まぁここまでは良い
よく表を見てほしいのだが、 金アマルガムは鉄鉱石より3倍も熱しやすいのに、熱伝導率が半分になっている
熱伝導率が低いということは、それだけ周りに熱を伝えずに籠もることを示唆する
以下の用途に用いるには最低の性能だったりする
発熱する機械の材料にすると、勝手に熱くなるくせに冷えにくい設備になる
寧ろオーバーヒートに至るペースを最低でも倍以上早めることを意味する
流石に周囲の空気がそこまで上がらないから気づかないだけ
それが主因で周りがどんどん高温になって設備が壊れ始め、何でも金アマルガムに置き換えないといけなくなったりする
https://gyazo.com/68b822f063310aec92941471b565de5e
発電機に使う場合にどうなるか
どの星でも安定して入手できる鉄鉱石で作った場合と比較する
table:発電機ごとの排熱と上昇温度ペース
発電機 排熱量 原料重量 鉄鉱石で上がる温度 金アマルガムで上がる温度
石炭発電機 9kDTU/s 800kg 0.025K/s, 15K/cyc 0.075K/s, 45K/cyc 水素発電機 4kDTU/s 800kg 0.011K/s, 6.68K/cyc 0.033K/s, 20K/cyc 天然ガス発電機 10kDTU/s 800kg 0.028K/s, 16.7K/cyc 0.083K/s, 50K/cyc 石油発電機 20kDTU/s 800kg 0.056K/s, 33.4K/cyc 0.16K/s, 100K/cyc まぁこんな感じで オーバーヒートしたからといって金アマルガムで置き換えても、何か冷却機構か周囲の空冷に頼らない限りたかだか猶予は数サイクルもない。すぐまた熱問題に直面する
そうなっていないのは単に周囲が相対的に冷えた環境ということになって温暖化させ続けているから
Q. 「えっ、じゃあ使っちゃいけないんですか?」
A.「そうじゃない。使い道を変えれば非常に優秀」
"それなりに温度が上がっても周囲に放熱しない" 特性として活かす
「じゃあどこに使うんです?」
A1. 設備自体は発熱しない機械、設備に用いるとちゃんとポテンシャルを活かせる
上記の、 オーバーヒート温度は設定されているけれど、自身は発熱をしない設備であれば、高温環境に置ける設備として十分に素材を活かせる
A2. 用途的に発熱が概ね相殺される使い方
水、汚染水、塩水 などの高温の液体の汲み上げ用の吸水ポンプ.icon 此方の場合はポンプそのものは発熱するが、周囲の液体が相対的に冷媒となってオーバーヒートを抑制する
電解装置はそも最低でも70℃の酸素を出す都合、金アマルガムで作っとく方が結果として無難
ただし、金アマルガム製の液体クーラーは本当に熱がこもって蒸気に熱を伝えない、補助的に原油や熱交換プレートで放熱を促すように工夫する A3. 『それなりに温度が上がっても周囲に放熱しない』
機械式エアロック.icon 手動エアロック.icon 気流タイル.icon焼成窯.icon
水耕タイルなどに使うと灌漑用水の温度によく応答する性質が優位に働く A4. 精錬して金にした場合に熱伝導性能が格段に跳ね上がる上に装飾値補正が抜群に伸びる 「でも、もうウチのコロニー熱くてどうしようもないんよ?」
テラ、オセアニア、バーダンテ、アリディオ、ボルカニアでの話なら幾らでもリカバリーは出来る
寒冷バイオームがある星なら発電所を寒冷バイオームの中に作るとか
発電所を熱が出るからって断熱タイルで囲むのを辞める。むしろ金属タイルで周囲によく散熱させる構造にする 【おすすめ】一度アーボリア、バッドランドに挑戦してみる
アーボリアとバッドランドには金アマルガムがそもそも無い。宇宙からの隕石でしか入手できない
鋼鉄を手に入れるまでなんとか75℃以下に全て収まるよう工夫する立ち回りが求められる
「精錬装置で鋼鉄を作るのは苦手じゃ…」っていうのを結果的に克服しなきゃいけなくなるのでそれはそれでオススメ