ナチュラルプランニング
厄介なプロジェクトについて検討する際に使える「検討手順」の一種です。 名前は難しそうな響きですが、誰もが自然に(ナチュラルに)行っている計画立て(プランニング)を言語化しているだけです。 説明しそびれましたが、ナチュラルプランニングは GTD の一部です。 厄介なプロジェクトに対処したいときに「こういう感じで検討するといいよ」という処理手順を規定しています。
手順
「何のためにこれをやるんだっけ?」「これって本当に意味あるんだっけ?」など、意地悪になったつもりで存在意義を問うてみます。
あなたの価値観や制約にも今一度目を通しておき、「私はこういう人間だよね」ということを再確認しておきます。
ここ引っかかるなtakker.icon
「私はこういう人間だから、価値観や制約にこう書かれている」ではなく
「価値観や制約にこう書かれているから、私はこういう人間なのだ」になりそう
年次レビューぐらいで軸とか制約を自分にfitさせないとそうなりそうwogikaze.icon それもそうかtakker.icon
3. そのプロジェクトは何をどうしたらゴールなのかを考えてみる
終わりがわからないと何もできないので、何をしたら終わるのかを考えます。
わからなければ適当でいいので仮説を立てます。
4. そのプロジェクトのゴールを達成した自分をイメージしてみる
終わったときの自分をイメージしてみます。
スポーツでいうイメージトレーニングみたいなもので、現実や実感が湧きやすくなります。
本題です。1~4 のインプットを踏まえた上で、自由にブレインストーミングを行います。
とにかく思いついたことを列挙していきます。
必要なことは何か。
気になることは何か。
誰が絡んでいるか。
何が厄介そうか。
あなたはどう考えているのか。
あなたはどうしたいのか
etc.
6. ブレストした結果を整理する
並行してブレストした結果を整理していきましょう。関連するものを固めたり、名前をつけ直したり、線でつないでみたりなど、見やすくしていきます。
7. 整理した結果をもとに直近の行動を考え、「次に取るべき行動」に突っ込んでいく
ひととおりブレストと整理が終わったら、具体的な行動がわかってくるはずですから、それらを「次に取るべき行動」に突っ込んでいきます。 めでたしめでたし――とまあ、そう簡単に行けば苦労はしないのですが、このナチュラルプランニング、効果は絶大です。
要するに闇雲に行動せず落ち着いて検討しましょうという、ただそれだけのことなのですが、それだけでもずいぶんと色々と見えてきます。冷静さも戻ってきます。 できれば 30 分。それがダメでも 10 分、いや 5 分でも、やってみると違います。
ぜひ意識的に取り入れたいものです。
そして取り入れられるような余裕を生活につくっていきたい
☕ 筆者としては 5: のブレストから始めても問題ないと思います。
というのも、ブレストの最中に結局 1~4 も発想・連想されるからです。
そういう意味で、ナチュラルプランニングとは「厄介な事物をじっくりブレストしてみること」と言っても過言ではないでしょう。
自信がない方は、ナチュラルプランニング用のトリガーリストをつくってみても良いかもしれません。