インボックスという概念
ここで用語を一つ導入します。
「頭の中にあるもの」を外に出す先を インボックス と呼びます。
インボックスは GTD が扱う箱の一つであり、GTD システムの入口とも言えるものです。頭の中にあるものは以下のように流れていきます。
code:txt
あなた ---> インボックス ---> その他の箱
まずはインボックスに投入し、その後で別の箱に分類していく――この二段階の構成は重要なので、ぜひ押さえてください。
別の言い方をすると、収集するタイミングと、やるやらない仕分けする頻度は数日に一回くらいは別だということです。
入れる時は入れる作業だけに集中します。
入れたものは、別のタイミングで処理すれば済みます。
一般的にマルチタスクは効率が悪いと言いますが、同様に、GTD についても一度に行うことは一つだけ、を心がけます。
特にGTDは運用が煩雑ですから、この原則を心がけないと、すぐに混乱してしまいます。
インボックスも例外ではありません。
間違ってもインボックスに入れている最中に「これどうしようかな」「これは今対処しちゃおうっと」などとしないことです。
あくまでも入れる時は入れる作業だけに集中します。
収集とやるやらない仕分けは同時にしない