どの種類のタスクを次に取るべき行動で管理するか
仮に「次に取るべき行動」が無かったとしたら、どうでしょうか。
「プロジェクト」だけだとタスクの粒度が粗い(具体的な行動にまで落とし込まれていない)ので、「えっと、何しようかな……」などと行動に移しづらいはずです。
一方、「次に取るべき行動」があると、どうでしょうか。
この箱の中の一つ一つは「小さくて具体的で行動しやすいタスク」なので、行動するのは簡単です。
どれを選ぶかは迷うかもしれませんが、選びさえすればあとは行動だけです。
行動すれば潰せます。
地味ではありますが、少しずつ進んでいけるのです。
これはできれば取り入れたいです。
メンテナンスの例を挙げましょう。
table:mentanance-tasks
作業名 頻度
これらを頭の中で漏れなく行えるでしょうか。行えるにしても、毎日「今日はこれとこれをやる……」と意識しておくのは骨が折れると思います。
そういうわけで、これらメンテナンスの実行タイミングも「次に取るべき行動」で管理してしまった方が楽なのです。
私たちは人間なので、GTD 以前に「日常生活の家事やら雑事やら」も行う必要があります。これも GTD で管理するのかどうか、という話です。
管理する場合、GTD で漏れなく無駄なく効率的に回せるので、日常生活に要する手間は小さくなります。しかし息苦しさもあります。
そんなに息苦しいのかな?takker.icon
むしろ頭がパニックになったり、先が見えなくて不安になることがないのだから快適では?
管理コストが増えることによる息苦しさかも?teyoda7.icon
それはあるかもですねtakker.icon
息苦しさが増えたというより、「今まで認識していなかった息苦しさ」に気づけた?
今までは明文化できていなかったから息苦しくなかった
明文化して管理し始めたことにより現実が見えた
とはいえ、体に染み付いている行動まで管理すると確かに息苦しいか
管理するメリットよりコストのほうが大幅に上回るパターン
管理しない場合、息苦しさはありませんが、「今日はあと掃除と洗濯と、あと買い物が……」などといちいち頭であれこれ意識する羽目になります。
どちらが良いかは完全に人次第です。
ちなみにsta.iconは管理する派です。
「メールアドレス A は毎日」「メールアドレス B は 2 日に 1 回」「トイレ掃除は 2 日に 1 回」「床は週に一度」……というレベルで、生活の大半を管理しています。
いつ、何をやればいいかは全部「次に取るべき行動」が教えてくれるので、楽なのです。