災害文化スタジオ2026
2026/02/20 motoe.icon 
予定どおり、実施されました。
Day1
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Day2
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Day3
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概要
災害文化スタジオ2025に続き、今年もフィールドデザインセンターで災害文化スタジオを開催します。
東日本大震災の発災から15年になろうとしています。その後も多くの自然災害がおき、その度に大きな被害が生じています。地震や台風、火山の噴火など、自然災害の発生そのものは避けることができません。私たちはある種の覚悟をもって、災害の起こる国土に暮らしているのです。
仙台市は、東日本大震災のメモリアル事業として、あらたに中心部メモリアル拠点を設置しようとしています。その基本理念 には「災害とともに生きる文化の創造」が掲げられています。「災害は発生するものと認識した上で、災害が起きても、それを乗り越えるための知恵や術を持った社会文化」を「災害文化」と呼ぶとし、「災害文化を創造する」ことを中心部メモリアル拠点のミッションとしています。
このコンセプトを具体化すべく、仙台市中心部の文教地区である青葉山交流広場に、音楽ホールと中心部震災メモリアル拠点 からなる複合施設が整備されることとなり、現在、建築家の藤本壮介氏による基本設計がまとめられたところです。本江FDCセンター長はこの一連の事業にアドバイザーとして継続的に参画しています。
フィールドデザインセンターが開催する「災害文化スタジオ2026」 は、この仙台市の事業が示す「災害文化を創造する」というコンセプトを理解したうえで、
1. どのような行為が、災害文化の現れだといえるか。
2. その行為が、それを必要とする人々の日常生活に定着していくためには、どうしたらよいか。
を様々な分野のメンバーとともに考え、この問いに応えるプロダクトやサービスをデザインするワークショップ=PBLデザインスタジオです。
FDCが行う「PBLデザインスタジオ」 とは、様々な分野から集まったメンバーのコラボレーションを通じて、社会課題の解決を目指す、プロジェクト駆動型のデザインワークショップです。参加にあたり、いわゆる「デザイン」の経験は問いません。これまでFDCが実施してきたスタジオはPBLデザインスタジオのページでご覧いただけます。
災害は誰もが当事者になりうる課題です。「災害とともに生きる文化」をいかに創り出し、日常に定着させていくかを、一緒に考えてみましょう。
主催 東北大学大学院工学研究科フィールドデザインセンター
協力 宮城大学デザインスタディセンター
参加資格
東北大学、宮城大学、東北芸術工科大学ほか、対面参加可能な大学生、大学院生
その他関心のある方、学生や社会人のみなさまにもご参加いただけます。
受講にあたり、いわゆるデザイン教育を受けた経験、デザイン業での実務経験は必要ありません。
全日程に参加できなくても参加可能です。ご相談ください。
参加費用
受講料は無料です。ただし交通費など実費負担の場合があります。
単位の取得
このスタジオは課外活動で、大学等の単位が認定されるものではありません。
会場
東北大学 フィールドデザインセンター ほか
アクセスはこちらから
日程
2026年
毎年3月11日近辺には様々なイベントがあります。スタジオの参考になるので、いろいろ経験してみましょう。
3月11日(水)
東日本大震災 発災から15年。関連の場所を訪れ、献花、黙祷するなど、それぞれに発災の日を過ごしましょう。
3月12日(木)
東北大学大学院教育研究科にて、国際ワークショップ「持続可能な未来のための教育を通じた災害レジリエント文化の構築:学際性・高等教育・コミュニティ・レジリエンス」 が開催されます。災害文化を考える動きは広がりを見せています。
このスタジオは3月13日金曜日からはじめます。
Day 1: 3月13日(金)
11:00     地下鉄東西線荒井駅 構内にある「せんだい3.11メモリアル交流館 」1階立体地図前に集合
11:00〜12:30 「せんだい3.11メモリアル交流館」見学
12:30〜13:00 なかの伝承の丘へ移動
13:00〜13:30 なかの伝承の丘 見学
13:30〜15:30 蒲生なかの郷愁館 見学と対話
15:30〜16:30 蒲生干潟・日和山等見学
16:30  荒井駅にもどって解散
Day 2: 3月14日(土)
0930-1630 仙台防災未来フォーラム2026を見学。様々なプレゼンテーションに触れる。共感と違和感をつかむ。
3月15日(日)
休日
Day 3: 3月16日(月)
青葉山キャンパスFDCにて、即日制作ワークショップ
1300 ガイダンス
どのような行為が「災害文化」の現れだといえるか。
その行為が、それを必要とする人々の日常生活に定着していくためには、どうしたらよいか。
1330 ワーク
行為の抽出・整理(60分)
ブレインストーミング。二日間のインプットで印象に残ったモノやコトを書きだす。
e.g. 語り部、津波避難タワー、近所付きあい、多文化共生……
行為の形で書き直す。
スコープがズレるがあまり気にしないでよい。ひとつのアイデアから複数の行為を取り出してもよい。
語り部→体験を語る、津波避難タワー→避難所を確認する、近所付き合い→おすそわけする、多文化共生→外国語を使う
行為をグルーピングする。KJ法。
どんなカテゴリがあるか、どんな並べ方があるか。
対象行為の選定、分析(60分)
対象行為をひとつ選ぶ
その行為は、いつ、誰が、どこで、どんな気持ちで、行われるのかを分析・記述する。
なるべく具体的なシーンを想定して。
その行為は、習慣化されているか。そうでないなら、どうすれば習慣として定着できるか。
対象行為の生活シーンへの織り込み方を考える
その行為は、
どの生活行動に織り込めるか(通勤、散歩、学校教育、買い物……)
どの環境要素と結びつけるか(空間、インフラ、制度、社会サービス……)
習慣化され、定着されていくためにはどんな仕組みが必要か。
誰が支えるか(家族、町内会、学校、NPO、営利企業、自治体、SNS……)
提案のとりまとめ(60分)
タイトル
どんな行為か
それがなぜ災害文化といえるのか
習慣化への仕組み
関係者は誰か
それが定着した未来の風景
1630 講評
1730 打ち上げ(ノンアルコール)
ゲスト講師
災害文化にかかわる現場で活躍しておられる、お二人のゲスト講師をお招きします。
小山田 陽(オヤマダ アキラ)
建築デザイン。山形県生まれ。建築設計事務所勤務を経て、東日本大震災を機に仙台へ移住。展示空間の設計・制作・運営を主な業務とする建築デザイン事務所 H.simple Design Studio 代表。5つの震災伝承施設の基本計画・設計・制作に携わり、現在はそのひとつ「蒲生なかの郷愁館」の運営業務も担っている。また被災地・仙台荒浜にて、当地ならではのイベントを継続的に企画・実施している団体「荒浜のめぐみキッチン」の共同代表を務めている。
門傳 一彦(モンデン カズヒコ)
フリーランスの写真家・音楽家、映像作家。神奈川県生まれ。九州芸術工科大学(現九州大学)芸術工学部音響設計学科中退。ドイツ遊学を経て、2008年より仙台在住。様々なプロモーション業務に携わるほか、ライトアップイベントのインスタレーション制作、震災遺構中浜小学校や蒲生なかの郷愁館など災害メモリアル施設の展示制作にも関わる。
オンライン説明会
以下の日程でオンライン説明会を行います。少しでも関心をもたれた方はお越しください。
事前連絡は不要です。カメラはオフでかまいません。
2月25日(水)18:00-19:00
2月26日(木)18:00-19:00
2月27日(金)18:00-19:00
3月3日(火)18:00-19:00
接続先 https://us06web.zoom.us/j/7598646458
説明会に出られなくても申込いただいてかまいません。
参加申込
下記フォームから参加申込みをお願いします。
締め切りは3月11日(水)
https://forms.gle/iruNbsfKxf7VF4zr9
受講生数
実施の結果、受講生数は以下のとおりでした。
東北大学学部生 2、同大学院生5、外部学部生(仙台高専)1、合計8。
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参考URL
せんだい3.11メモリアル交流館 企画展「声を掬う —15年目の春によせて—」
せんだいメディアテーク わすれン!
わすれン! YouTubeチャンネル
ダイブわすれン
仙台市防災に関する市民意識アンケート調査報告書
仙台市 災害文化事例ポータル
参考文献
本江正茂「未来を生きるメモリアル拠点」『(仮称)国際センター駅北地区複合施設基本計画 』pp.32-33, 2024
髙山智行編『声を掬う』HOPE FOR project, 2024
田中隆文『災害展示論』古今書院、2021
橋本弘之、林勲男編『災害文化の継承と創造』臨川書店、2016
森まゆみ『聞き書き関東大震災』亜紀書房、2023
仙台短編文学賞実行委員会編『仙台短編文学賞作品集2017-2022』プレスアート、2022
東北学院大学『被災学』vol.1、荒蝦夷、2024
Morie-Hélène Huet, The Culture of Disaster, The University of Chicago Press, 2012
謝辞
このPBLデザインスタジオは、みちのくアカデミアスタートアッププラットホーム MASPによるアントレプレナーシップ人材育成プログラム の一環として実施されます。
問い合わせ先
東北大学大学院工学研究科フィールドデザインセンター (担当 本江)motoe@tohoku.ac.jp
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