暇と退屈の倫理学
まえがき
私たちは妥協を重ねながら生きている
スポーツバーでサッカー観戦をしながら楽しんでいない若者
余暇時間をスマホガチャに費やす現代人
暇と退屈について迫ることで打開策を考えたい
第1章
豊かになり、人はようやく自由な時間を手に入れた
でも「何をすれば良いか」わからなかった
だから、カタログやテレビで紹介されている「趣味らしきもの」に手を出し自由な時間を費やした
果たしてそれは幸せな余暇なのか?
豊かになった現代人はむしろ不幸になった
「20世紀初頭のロシアや東洋の若者は新しい社会を作る使命感がある。ヨーロッパの若者は満たされ、やることがない。前者を幸福、後者を不幸と言える。」バートランド・ラッセル 第4章
ルソーは何かに縛られた状態としての「社会」と相反する側の象徴として「自然」を用いた 人は所有という概念を得た後、支配するされるようになった
マルクスは労働日の短縮によって人は自由になると言った 第5章
「退屈」とは、焦りから生まれる気分のことである
「退屈」している時、私たちは時間が遅くなっているように感じている
「究極の退屈とは、何か原因があるわけでもなくふとした瞬間に退屈だと感じることである」
メモ
第3章時点ではまだ定義されず
定住化するようになり、人は退屈を感じるようになった
ブルジョワジーvs貴族
暇を生きる術を知らぬ者と知る者
フォードによって、休暇も仕事の一部となった
良くも悪くも
メタデータ
2022/05/13購入
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ISBN:4101035415
暇とは何か。人間はいつから退屈しているのだろうか。
答えに辿り着けない人生の問いと対峙するとき、哲学は大きな助けとなる。著者の導きでスピノザ、ルソー、ニーチェ、ハイデッガーなど先人たちの叡智を読み解けば、知の樹海で思索する喜びを発見するだろう。
2011年朝日出版社刊『暇と退屈の倫理学』、2015年太田出版刊『暇と退屈の倫理学 増補新版』と現代の消費社会において、気晴らしと退屈が抱える問題点を鋭く指摘したベストセラー、あとがきを加え、待望の文庫化。