原始歩行
自動歩行,ステッピング反射(stepping reflex)とも
生まれた直後の赤ちゃんの脇を持って机の上に足を載せて少しずつ前に移動させると,足を交互に踏み出して歩行のような運動が生じる
生後数ヶ月経つと殆ど見られなくなる
生後一年ほどで独立二足歩行が現れる
ヒトの歩行の発達 #U字型現象 #自由度の凍結と解放
生後約2ヶ月で原始歩行が消失する
中枢神経系の発達によって反射的な運動が抑制される説
しかし、仰向けキックは5〜6ヶ月までむしろ増加する
姿勢によって反射の抑制レベルが変わる?
場当たり的
急激な体重の増加による説A Dynamic Systems Approach to the Development of Cognition and Action
お湯に腰まで浸けて浴槽の床に足がついた状態だと、原始歩行をしなくなった赤ちゃんでも歩行のような運動をする
浮力によって体重が軽くなったため?
逆に、原始歩行の残っている赤ちゃんの足に重りをつけた場合、原始歩行をしない
流れベルトの上に乗せても歩行するThelen et al., 1987
from 脳と身体の動的デザイン―運動・知覚の非線形力学と発達
左右の流れベルトの速度を変化させても、左右の交互のリズムを保持できる
体重で説明できるのか?yosider.icon
転倒防止のための、平衡感覚とかによる反射?yosider.icon
原始歩行はbrain-body-environmentの相互作用の結果として生じる自己組織化過程であり,特定のCPGや脳の構造の成熟によって発生や消失を説明できるものではない脳と身体の動的デザイン―運動・知覚の非線形力学と発達
単なる反射ではない?yosider.icon
from
エコロジカル・マインド―知性と環境をつなぐ心理学
脳と身体の動的デザイン―運動・知覚の非線形力学と発達