『マルジナリアでつかまえて』
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『本の雑誌』において同題名で連載されていたものを書籍化したもの こういう連載の書籍化は本のために書かれた本よりも面白い傾向にあると思うあんも.icon 2回書いているからか?
小さなまとまりで読んでもおもしろいようになっているからか?
受けの読書から攻めの読書へ: 65
①本は通読しなくてもよいのでなにか一つでも暗示をもらうつもりで読もう。
②本を読むなら別の本と比べて関係や共通点を見つけよう。
注目させるための小さな指差し
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またはマニキュール
今日では、マニキュールはごくまれにしか使用されない。(中略) いくつかのコンピューター上でカーソルとして機能する小さな手は、読み手とスクリーン上のコンテンツとの間を介在するものであるという点で、一種のマニキュールであると言えるかもしれない。
おもしろい考察だと思うあんも.icon
漢文の訓読のための訓点もマルジナリアの一種と捉えられる: 181-187
漢文と日本語の言語的距離が近いからこそできる方法に思うあんも.icon 翻訳法としても特殊である
原文と訓読を同時に見ることができる
マルチレイヤー化された翻訳
通常の翻訳は訳文が原文を覆っている
索引を作る: 267-301
ここが一番おもしろかったあんも.icon
電子書籍は特に注意が必要で、そもそも索引がない場合がある(検索機能があるため)
索引がないと読み手の認知によって検索ワードが制限され、うまく検索できない
索引がなければつくればよい
索引づくりの心得 十ヵ条 ver. 0.8
索引のない本はただの紙束である
索引がなければつくればよし
索引が足りなければ足せばよし
索引づくりは文章のリヴァースエンジニアリングと心得よ
疑わしきは拾え
拾うは見えるものばかりにあらず
索引語の類語、対語などを連想せよ
索引語にその本や著者のキーワードを探せ
日頃から索引を読むべし
よい索引は人を助けしあわせにする
索引づくりはScrapboxのブラケティングに似ているあんも.icon Scrapboxのブラケティングは意味が広がりやすくなってしまうけど
使用者の認識に依存した意味の広さ
本の索引は本の内容に強く縛られる
本の索引しか書けない
Scrapboxの書籍ページは索引として使えそうあんも.icon
索引のつくりかた: 288-295
項目
人名・地名・書名
方法
機械的に拾う
意味的なつながりが失われやすいあんも.icon
意味的に拾う
Scrapbox的な拾い方に思えるあんも.icon
メタ索引
自分の感情などのマルジナリアを拾う
Scrapboxでやるならどんな感じだろうかあんも.icon
「哲学の劇場」は、1997年に山本貴光(八雲出)と吉川浩満によって開設されたウェブサイトです。
学術(Sciences and Arts、学問と技芸術)の諸領域に関する書物の書評や書誌などを中心として編集されました。
あんも.icon
本を読みながらScrapboxを書く行為はマルジナリアに近いものがあると思う
講義資料に書き込むのもマルジナリアかな
講義資料が不十分(わざと?)な形で提供されるせいかも