『マルジナリアでつかまえて』
https://gyazo.com/7f3faf46d9b91494e83f8841f6b0b993
https://www.webdoku.jp/kanko/page/4860114450.html
表題がマルジナリアになっているあんも.icon
『本の雑誌』において同題名で連載されていたものを書籍化したもの
『マルジナリアでつかまえて2』もこの流れ
こういう連載の書籍化は本のために書かれた本よりも面白い傾向にあると思うあんも.icon
2回書いているからか?
小さなまとまりで読んでもおもしろいようになっているからか?
受けの読書から攻めの読書へ: 65
①本は通読しなくてもよいのでなにか一つでも暗示をもらうつもりで読もう。
②本を読むなら別の本と比べて関係や共通点を見つけよう。
『余が一家の読書法』という談話の要点らしい(夏目漱石?)あんも.icon
マニクル(manicule): 108
Manicule - Wikipedia
注目させるための小さな指差し
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またはマニキュール
今日では、マニキュールはごくまれにしか使用されない。(中略) いくつかのコンピューター上でカーソルとして機能する小さな手は、読み手とスクリーン上のコンテンツとの間を介在するものであるという点で、一種のマニキュールであると言えるかもしれない。
(ハッシュタグやスラッシュたちの、知られざる歴史 | WIRED.jp)
おもしろい考察だと思うあんも.icon
漢文の訓読のための訓点もマルジナリアの一種と捉えられる: 181-187
漢文と日本語の言語的距離が近いからこそできる方法に思うあんも.icon
翻訳法としても特殊である
原文と訓読を同時に見ることができる
マルチレイヤー化された翻訳
通常の翻訳は訳文が原文を覆っている
索引を作る: 267-301
ここが一番おもしろかったあんも.icon
写本や電子書籍のような組版が変更可能なものは索引に注意が必要
電子書籍は特に注意が必要で、そもそも索引がない場合がある(検索機能があるため)
表記ゆれに弱い
索引がないと読み手の認知によって検索ワードが制限され、うまく検索できない
文章を読むのにはバックグラウンドが必要につながる?あんも.icon
認識にあるものしか理解する対象にならないからか
索引がなければつくればよい
索引づくりの心得 十ヵ条 ver. 0.8
索引のない本はただの紙束である
索引がなければつくればよし
索引が足りなければ足せばよし
索引づくりは文章のリヴァースエンジニアリングと心得よ
リバースエンジニアリング
疑わしきは拾え
拾うは見えるものばかりにあらず
索引語の類語、対語などを連想せよ
索引語にその本や著者のキーワードを探せ
日頃から索引を読むべし
よい索引は人を助けしあわせにする
索引づくりはScrapboxのブラケティングに似ているあんも.icon
うれしいブラケティング
Scrapboxのブラケティングは意味が広がりやすくなってしまうけど
使用者の認識に依存した意味の広さ
開放型索引
本の索引は本の内容に強く縛られる
閉鎖型索引
本の索引しか書けない
Scrapboxの書籍ページは索引として使えそうあんも.icon
索引のつくりかた: 288-295
項目
人名・地名・書名
方法
機械的に拾う
意味的なつながりが失われやすいあんも.icon
電子書籍での検索はこれにあたる
意味的に拾う
手動で拾っていく
Scrapbox的な拾い方に思えるあんも.icon
メタ索引
自分の感情などのマルジナリアを拾う
Scrapboxでやるならどんな感じだろうかあんも.icon
文章リンクにあたるか
哲学の劇場 | theater of philosophy
「哲学の劇場」は、1997年に山本貴光(八雲出)と吉川浩満によって開設されたウェブサイトです。
学術(Sciences and Arts、学問と技芸術)の諸領域に関する書物の書評や書誌などを中心として編集されました。
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本を読みながらScrapboxを書く行為はマルジナリアに近いものがあると思う
講義資料に書き込むのもマルジナリアかな
講義資料が不十分(わざと?)な形で提供されるせいかも
2022/8/22