英語独習法
著. 今井むつみ、岩波新書
英語の達人をめざすなら、類義語との違い、構文や文脈、共起語などの知識に支えられた高い語彙力が不可欠だ。記憶や学習のしくみを考えれば、多読や多聴は語彙力向上には向かない。語彙全体をシステムとして考え、日本語と英語の違いを自分で探究するのが合理的な勉強法なのだ。オンラインのコーパスや辞書を利用する実践的方法を紹介。
- 今井むつみ 「説明しても伝わらない」のは「9歳の壁」と同じ
- 今井むつみ AIが代替できない「この数字おかしくない?」の直観
- という記事を読んだ。
- 自分の技量を広げる・深めるという話が面白くて
他の業績を調べてみたら、ちょっと前に話題になった
「言語の本質-ことばはどう生まれ、進化したか」(中公新書、未読)の著者だった
- さらに、本書にたどりついてBookOffで購入
- 認知心理学者により英語学習方法の解説
- 人は何かを理解するとき、無意識に使える枠組み(スキーマ)を使っている
- スキーマは、すべてをルールとして記述できない。
- でも、そのおかげで文の一部が聞こえなくてもわかる
- 間違っていると気付く
- ジョークもわかるんだな
- 非常に刺激的だった。
- 英語的にはわりとハイレベルな内容だと思う。
- これを英語学習にどう活かすべきか。
- My Father's Dragon の最初のところを読み直してみたら、「We have a very nice furnace to sit by,」という文が出てきて、最後の「sit by」を意識していなかったなぁ、と思ったり。 - 関連書籍をあさっていたら「go to bed」とか「Go to school」は、なぜ冠詞が付かないの?と思ったり
- 無意識で見逃しているものはたくさんある。
- それを意識して、前に読んだ本をもう一度読み直しながら、類語や前置詞の使い方を確認するのはいいかも
認知科学の観点から考えた最適の英語学習法──『英語独習法』 - HONZ