パイド・パイパー
ネビル・シュート 著
フランスの田舎道でパンクのため立ち往生したバスは、ドイツ軍の編隊の機銃掃射を受けて動けなくなった。これから先は歩くしかない。老イギリス人は、やむなくむずかる子供たちの手を引いた。故国を目差して! 戦火広がるフランスを、機知と人間の善意を頼りに、徒手空拳の身でひたすらイギリス目差して進む老人と子供たち。英国冒険小説界の雄が贈る感動の1編。
1942年に出版された、1940年夏のストーリー。
同時代の話として書かれたんだなぁ。
イギリス人が書くと全部冒険小説になる、の典型。
中心となる設定が最後まで活かされてスゴイ。