黒いオルフェ
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サンバ。カーニバルの映像と終始流れているサンバの音楽が良い。後半はちょっとよくわからなかった。トータルで、なんかよかった。エキゾチシズム。ミラが割と終始気の毒で辛かった。最初から、なんなんあのミラへの仕打ち、なんか悪いことしたか?って思ってた。
『黒いオルフェ』(ポルトガル語: Orfeu Negro、英語: Black Orpheus)は、1959年のフランス・ブラジル・イタリアの恋愛映画。監督はマルセル・カミュ、出演はブレノ・メロ(ポルトガル語版)とマルペッサ・ドーン(フランス語版)など。フランス語版とポルトガル語版の2通りがある。
ヴィニシウス・ヂ・モライスによる1956年の戯曲『オルフェウ・ダ・コンセイサゥン(英語版)』を映画化したものであるが、試写会に招かれたヴィニシウスは「これは自分の作品でない」と強く否定した。
上記のように原作者の不興を買ったものの、第12回カンヌ国際映画祭ではパルム・ドール、第32回アカデミー賞では外国語映画賞を受賞した。音楽ではルイス・ボンファの「カーニバルの朝(黒いオルフェ)」がエバー・グリーンとなった。
概要
ヴィニシウス・ヂ・モライスの『オルフェウ・ダ・コンセイサゥン』は、ギリシア神話のオルペウス(オルフェ)とエウリュディケー(ユリディス)の物語の舞台を、公開当時のブラジル・リオデジャネイロに移しかえたものである。本作ではカーニバルを控えるリオデジャネイロ市内のファヴェーラが主な舞台となっている。
アントニオ・カルロス・ジョビンがサウンドトラックを担当し、「カーニバルの朝」(別題「黒いオルフェ」、ルイス・ボンファ(ポルトガル語版)作曲)をはじめとしたボサノヴァを多く編曲・演奏した。
製作
出演者たちは演技未経験者ばかりだった。なかなか配給会社が見つからなかった事情もあり、その間、フランスの監督の自宅に出演候補者たちを集めて、何か月もリハーサルが繰り返された。
ほえ〜〜、ブラジル繋がりでシティ・オブ・ゴッドもそうだったし、なんかあるんだろうか、ブラジル。演技未経験者がメインで出演している映画、好きだ。
出演者の中にはのちにサンバ歌手・作曲家として知られることとなるカルトーラもいる。カルトーラはもともと妻のドナ・ジカ(ポルトガル語版)とともに現場の雑用係として雇われていた。
映画中で描かれるリオのカーニバルは、実際のものではなく、エキストラたちが演じたもの。
評価
後述の1999年版『オルフェ』の音楽を担当したカエターノ・ヴェローゾは、「『黒いオルフェ』は、単純な悲恋物語に終始して、ヴィニシウス原作にあったブラジルやファヴェーラの本質を描いていない、したがってブラジル人はまったく評価していない」と述べている。
監督 マルセル・カミュ
脚本 マルセル・カミュ
ジャック・ヴィオ(フランス語版)
原作 ヴィニシウス・ヂ・モライス
製作 サッシャ・ゴルディーヌ(フランス語版)
出演者 ブレノ・メロ(ポルトガル語版)
マルペッサ・ドーン(フランス語版)
音楽 アントニオ・カルロス・ジョビン
ルイス・ボンファ(ポルトガル語版)
撮影 ジャン・ブルゴワン(フランス語版)
編集 アンドレー・フェイクス(フランス語版)
製作会社 Dispat Films
Gemma Cinematografica
Turpan Filmes
配給 フランスの旗 Lux Films
日本の旗 東和
公開 フランスの旗 1959年6月12日
イタリアの旗 1959年6月30日
日本の旗 1960年7月7日
上映時間 107分
製作国 フランスの旗 フランス
ブラジルの旗 ブラジル
イタリアの旗 イタリア
言語 ポルトガル語/
フランス語
黒いオルフェ - Wikipedia