心を密にする(ハート・クロージング)
リモートワークが続いていて、チームビルディングとしての学び、ふとした雑談から得られる知見などがほぼなくなっていて、1月くらいまでの状態の貯金で過ごしている感じがある
via. 職場Slack
このような、雑談が減った、距離感がわからなくなってしまった、などの話を何人かの同僚が言っていて、僕もそう思う。
リモートワークが続くとそのような、信頼の貯金のようなものを切り崩さなければならない理由とは?
距離の近さが担保していたものがあるはず。
距離の近さが人間同士の信頼を担保するところがある。だから、「ソーシャル・ディスタンシング」「距離をとりましょう」「リモートにしましょう」だけだと、信頼の中でも今まで距離に担保されていた部分がどんどんすり減ってしまう。新しい何かで補う必要がある。それは、心を密にするみたいな方向性なんじゃないかな。 僕はまだしたことないけど、例えば、同僚に夜電話したりとか、恋人や家族同士がやるようなイメージだったそういう心を密にする行動が、あらゆる他者との距離が離れた世界においては必要なんじゃないかな。
それは実はもうすでに起きていて、不要不急のビデオチャット。今までは家族や恋人、特別仲の良い友人同士でしかやるイメージのなかったことが、オンライン飲みとかそういう名目のもとで自発的に行われ始めている。
仕事開始したら、適当な人に「おはようございます」って言うだけでも電話したりするのもよいかも。
大事な送別会、お祝いとかは全部開催したほうがいい(オンラインで)。
行ける催しは全部行ったほうがいい。
これはかなりこれまでと変わると思う。オンラインの社交場においては身体的な縛りがほとんどないので、飲み会に誘われて「その日ちょうど大事な別の飲み会があって...」みたいな機会がかなり減るはず。
21:00までAさんの送別会に顔だして、21:05からBさんの歓迎会に顔出すみたいなことが簡単にできる。
飲み会のザッピングすら可能。テレビの数千億兆倍楽しい。
「落ち着いたら飯でも行きましょう〜」じゃなくて今すぐ飯に行ったほうがいい(家で)。
落ち着くの待ってる間に赤の他人同士になったりしてしまう。
上記エントリ「不義理をしよう」が書かれてから二週間の間に、物理的な催しはやめようっていう心がけが一般的になった(良かった)。なので、今度は「義理をしまくろう」みたいな逆方向のステートメントが必要。