俠女
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最後なんなんw。めっちゃ長い、180分。最初の60分ぐらい丸っといらなかったんじゃないかとおもう。レンズの汚れや歪み、編集点の明らかな繋ぎ目のずれなどを気にしない勢いと、撮った素材はなるべく全部使う的な(?)、引き算の美学的なものが1ミリも感じられない感じの冗長さ、のんびりさみたいなものが合わさっていて、それらは両方とも「荒削り」という言葉で説明できそう。ぴょんぴょんするワイヤーアクションは俺が子供の頃のニチアサの感じを思い出す。SEの使い方も特撮。この映画がルーツの一つなのか?ピョローーーん、ばんっ!と大きい音で、人影とか出すけど、大袈裟!!と突っ込まずにはいられない。面白いかと言われると面白くないと答えるが、歴史の勉強や比較、東洋的な何かみたいなものを感じるし、のんびりしてて、ぼーっとするのには良いと思う。
中国の古典文学『聊斎志異』の中の一篇「侠女」から題名と物語の大枠だけを借りて映画化。台湾の聨邦影業公司で製作。台湾での公開時は上下二部であり、上が1970年、下が1971年に公開された。1971年に香港で公開された際に、上下巻が1本となった。第28回カンヌ国際映画祭高等技術委員会グランプリ受賞作品。有名な竹林のバトルシーンは後にアン・リー監督が『グリーン・デスティニー』で応用しオマージュをささげている。 日本では1989年8月29日より、池袋サンシャイン劇場にて開催された「胡金銓電影祭」にて上映。第一部と第二部と合わせたデジタル修復版が第17回東京フィルメックスにて2016年11月27日に上映、2017年1月28日より劇場公開された。 Rotten Tomatoesでは、12件のレヴューで支持率は92%、平均値は7.6点だった。
『Empire』のパトリック・ピーターズは「振り付けの巧妙さは、息をのむ素晴らしさである」と述べた。AllMovieのジョナサン・クロウは、「見事なジャンル映画として、最良かつ最も革新的なアクション場面が展開されている」と述べる一方、「ラスト20分で『2001年宇宙の旅』以来のトリッピーな結末を迎える本作は、実験映画の領域へと進行方向を変えていく」と指摘した。 1975年の第28回カンヌ国際映画祭にて、高等技術委員会グランプリを受賞した。
2001年宇宙の旅、たしかにw
侠女
第一部:チンルー砦の戦い
第二部:最後の法力
タイトル表記
英題 A Touch of Zen
各種情報
脚本 キン・フー
公開 中華民国の旗(第一部)1970年7月10日、(第二部)1971年5月3日
香港の旗1971年11月18日
日本の旗1989年8月29日
上映時間 (第一部)100分
(第二部)87分
(デジタル修復版)180分
製作国 中華民国の旗 台湾 香港の旗 イギリス領香港
言語 北京語