クレイマー、クレイマー
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面白かったー、素敵な映画だ。Variety オールタイム・ベスト映画にランクインしているので、U-NEXTで観た。図らずも、2024年は元日に卒業を観て、2連続ダスティン・ホフマンから始まった。ダスティン・ホフマン好きになりました。この映画観たら好きにならざるを得ない。キレ方が面白い。子役もいいし、大人の男と子供の男の成長譚という意味ではカモン カモンと同じ。裁判のシーンの弁護士の詰問が最悪で、ここで逆に当事者二人はお互いに少し歩み寄った感がある。「質問は以上です」のドヤ感にゾゾゾーってなる。エンディングが最高。類を見ない素晴らしいエンディングじゃないか、マルチエンディング。これをオープンエンドというのか。話の内容は現実にも全然起こってる話だと思うので、観てる人それぞれが自分に引き寄せつつ、こうなりたい、こうなったらいいなっていうエンディングを描けばよい。俺は、普通に二人はよりを戻して、家族三人で仲良く暮らしていけばよいと思う。 全然関係ないが、字幕って名前の呼びかけを省略されがちな気がするけどなんでだろう。日本語は主語を省略してもよいことが多いからということだろうか。この映画だけではないが。セリフでは名前をめちゃくちゃ言ってるのに、字幕には省略されてることが多くて、字幕だけ観てたらクレイマーっていう名前なんだってこと気づくのかなり遅くならない?って思った、し、テッドっていう名前だってことをだいぶ時間が経たないと分からず、ダスティン・ホフマンの役、なんて名前なんだろうなーーってずっと思ってた。
原題は「クレイマー(原告)対クレイマー(被告)の裁判」の意で同じ名前の人が争っている裁判、つまり離婚裁判を題材にした物語である。 作品解説
『卒業』『真夜中のカーボーイ』『大統領の陰謀』などの作品に出演した演技派俳優のダスティン・ホフマンを主人公に、『ディア・ハンター』でアカデミー助演女優賞にノミネートされたメリル・ストリープを妻役に迎え、自立を求め家を出る妻と、取り残された夫と息子に起こるさまざまな問題を描いた。当時アメリカ国内において社会問題となっていた離婚・親権を真正面から捉えたこの作品は国内外で映画評論家と観衆双方の高い評価を獲得した。 脚本
劇中にはダスティン・ホフマンのアイディアを元に撮影されたシーンが多数存在する。そのため、監督のロバート・ベントンはホフマンに脚本のクレジットタイトルへの共同参加を打診したが、オリジナルの脚本はベントンのものであるためホフマンは打診を断った。
本作品はアカデミー賞で脚本賞を受賞したため、ホフマンは後年になって「打診を受け入れていれば脚本賞も受賞できたのに」と冗談交じりに語った。なお、ホフマンは主演男優賞を受賞している。
演出
アイスクリームのシーンや、グラスを割るシーンなどホフマンとジャスティン・ヘンリーによるアイディアが随所に存在する。
原作小説との相違
映画では父親のテッドが一人で家事一切を行うが、小説では面倒見の良い家政婦が週日の日中はビリーの面倒を見ている。
裁判所が審理開始に先立って心理学の専門調査官を派遣し、その中で二人の心中を吐露させる場面が、映画にはない。
ラストシーンは、映画ではビリーが父との別れに泣きじゃくり、父子を引き離せないと苦悶するジョアンナをアパートの一階で一人ビリーのいる階へとテッドがリフトに乗せる。原作では電話でジョアンナの方が涙ながらに「ビリーは引き取らないわ。その代わり、時々会っても良いかしら? 破綻の原因は私にあるのよ」と電話をかけるところで終わっている。
受賞/ノミネート
ビリー役のジャスティン・ヘンリーはわずか8歳でアカデミー助演男優賞にノミネートされ、史上最年少記録を樹立した。
第52回アカデミー賞
受賞 - 作品賞/監督賞/脚色賞/主演男優賞/助演女優賞
ノミネート - 助演男優賞/助演女優賞/撮影賞/編集賞
第37回ゴールデングローブ賞 ドラマ部門作品賞/脚本賞/ドラマ部門男優賞/助演女優賞
第34回英国アカデミー賞 作品賞//監督賞/脚本賞/主演男優賞/主演女優賞ノミネート そのほか
第53回 キネマ旬報賞 委員選出外国語映画部門第1位/読者選出外国語映画部門第1位 脚本 ロバート・ベントン
公開 アメリカ合衆国の旗 1979年12月8日
日本の旗 1980年4月5日
上映時間 105分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
興行収入 アメリカ合衆国の旗カナダの旗 $106,260,000
配給収入 日本の旗 16億円