7年半在籍した会社を辞めて無職になった
8月の頭に最終出社して、無職となった。正確には9月末までは有給消化だったので、10月から正式な無職となった。7年半も同じ組織というか場所というかそういうところにいたのは人生で最も長い。それ以外だと小学校が転校もあったので5年とちょいかぐらいで1番長かったのか。
しかし長かった。長くいるぐらいには居心地がよく、楽しい日々が過ごせたのだと思う。定型文っぽいけど、多分。次にやることとか全然考えておらず、転職活動もせずに辞めたのでそのまま無職になった。
思えば保育園に行っていたときから毎日、決まった時間に小学校に行き受けたくもない授業を受け...中学...高校...大学...毎日会社へ行き働きたくもないのに働き...毎日自分の意志ではなくなにかをやっているだけの人生だった。少なくとも大学以降は多分に自分の意志だろうと自己責任論者は言ってくるが、お前はそうなのかもしれないけど、俺はそうじゃないから。平凡な人生でのらりくらりと特になんの苦労もなく生きてきてめちゃくちゃ恵まれているとも思っているけど。会社員だってフリーランスだって経営者だって自営業だって、なにかをやらされ続けるわけだ。自営で週に3日だけ働きたいとかそんなこと言っても99.9999%の人間はそうはいかないわけですよ。社会ってそういうものって言うけど、それならそれは自分の意志ではなくて社会の力なんですよ。とにかく、3歳(おぼえてないけど多分そんぐらいか?)に保育園の門をくぐった瞬間からずっと、なにか社会に迫られてなにかをやっている、「なにかやるということを選ばされている」毎日だったわけで、3歳以来、33年ぶりの「なにもする必要がない毎日」を過ごしている(求職活動をする必要はある)が、これは本当に最高で幸せだと思う。何年か働きながら保険料を払い続けた人たちはもれなく、3~6ヶ月ぐらいはこの毎日を過ごす権利があるので、家庭とかあると大変かもしれないけど他の人達もぜひ「なにもする必要がない毎日」を過ごしてみてほしい。無職期間にやりたいこととか無職になる前に色々考えていたけど、これらはほとんどできていないけど、なにもやる必要がなくて本当に幸せ。誰にもなにもやらされない状態。 この毎日がずっと続けば良いのにな、と本気で思うかというと、そうでもないんだけど。ぶっちゃけここへきて、人と一緒になにかすることって自分にとっては生活に必要なことだったかもしれないことに気づきつつあり、自分にとってそれを達成するのに手っ取り早いのは働くことなんだと思う。フリーランスでも会社に所属しても、働き方はなんでもいいと思う。バンドやるのとかもいいけど手っ取り早くはない。自分のためになにかすることって自分にとってはあまりモチベーションにならない気がする。飲食店やってる人とかと話していると、自営業とかもなんとなくだけど自分には向かないんだろうなと思い始めている、憧れていた(いる)けど。まあ色々考えていたって、失業手当はいずれもらえなくなり、いずれにせよまた「働かないといけない毎日」に戻らないといけないわけだが。