日本帝國が月と火星を植民地化した政治條件
制約
「日本脱出」とかが動機でも好い
昔の發想に立ち返ると、先づ地球人の地球外への進出は爭って行はれる物と云ふ臆見があったものと思ふta haruna.icon
地球の皆さんには地球外の天體に經濟圈を擴げる動機がある。
結論として「地球で活躍しその後火星まで進出した。その後衰退した」とすれば制約を解ける
他の國々が弱ってて日本だけ宇宙へゆく體力が有るなら日本は地球上で活躍する筈
火星に死ぬ程資源が在ったとかならば有り得るが、その資源って何? realityの有る設定出來る?
火星は已に現實の地球人類の觀測圈內にあり、南極より遠い所にある空氣が薄くて寒い岩塊に過ぎない。(大抵の物は地上にもある) ta_haruna.icon
過去の人類史上の殖民に見られた樣な、殖民者に物質的利益を齎す物は現在の觀測上は火星には無い。
猶、月には過去のSFでさんざ使はれた樣に核融合燃料たるヘリウム3埋藏の可能性が殘されてゐる。ta_haruna.icon
超物理法則を持ち出すには火星は近過ぎ (簡單に觀測し確認出來る、確認に依り設定が陳腐化する)、今有りさうな設定にすると技術の進歩で設定が陳腐に成る
政治的な設定をする事には、人間は十万年進歩してゐないので今後も進歩しなからう、設定が陳腐化しなからうと云ふ利点が有る
民主政が今程廣まっても、民主政が廢される可能性は幾らも減じてゐない、等
無論民主政が續く可能性も減じてゐない
「火星に行けるなら砂漠でも南極でも(より樂に)行ける」と云ふ事實との矛盾を解決する仕掛が必要ta_haruna.icon
しかし「超光速航行を完全に考察すると超光速航行が實現して了ふ」と云ふ話もあるので何らかの物語的飛躍乃至祕鑰を置く事に成るかも知れない
祕鑰例: 特殊な資源があった →大抵の物は地上にもある
祕鑰例: 地球の環境が惡化した →火星を地球化するより地球を地球化する方が樂では
砂漠や南極でなく重力圈外の岩塊を殖民する事を支持する理念としては地球に於る文明の破局(天體衝突など)に備へる、と云ふ物がある。
他國は火星へ殖民出來なかった。或いは日本の殖民を邪魔出來なかった
「他國は火星へ殖民したくなかった」では不足
假に他の國々が強くて、日本が弱く地球外へ希望を求めたとすると矛盾する
諸國の「帝國化 (ブロック經濟やんけ)」に伴って行くとこが無かったのかなta_haruna.icon
弱い國が月とか火星とか行ってたら普通は邪魔するかこぞって追い掛けるよね…。何が普通ではなかったのか
Manifest Destinyは、Europe由來の軍事技術 (兵器と軍隊構成、作戰技術を含む) と、Europeからの殖民が遠くて迚も大變だった事と、アメリカが肥沃で自立して素早く國力を増せたから可能だった
月も火星も肥沃であらう筈が無い
事はこの樣に起きた
三次・四次大戰の歸結による米中露歐の凋落と日本の霸權國家化
各地域の共時的帝國化
何らかの政治的理路 (或いは火星神道の淵源と成る樣な何らかの信仰/理念か) を伴った地球外殖民の推進
第四次大戰の絡みで偶さか日本以外の諸國 (具體的には米中) の宇宙開發能力は極端な打擊を受けた。
月面開發の段階では可也多國籍的な開發が行はれてゐたが、戰後は日帝が主導する事と成った。
火星が (何らかの技術進歩に依り) 自存出來る樣に成る
日本の霸權喪失と地球外諸國の獨立 (どちらが先か不明)
日本はその後衰退し續ける
米中の復權と日本の解體
獨立した火星を再殖民する程の力は他國に無い
例へば軌道塔建設技術が存在してゐると、日本解體のどさくさに日本が管理してゐた軌道塔を破壞したりする事で他の諸國の宇宙進出を困難ならしめる事が出來さう。
軌道塔破壊自體が日本や地球全域に壊滅的環境被害を齎すのが面白い(ぇ
火星には植民以前の文化は無かった。人がゐなかったから
初期の火星は地球に生存資源を依存してゐた
同君連合であるが天皇が地球にゐる代はりに、皇族である親王が住み天皇の代はりとして事を行った。皇族も或る程度の人數が火星に住んでゐた
後に資源も餘裕ができ、獨立も可能ではないかと云ふ頃
獨立の氣運も無くはなかったが、日本帝國としての自覺と、近くに同盟できる存在が無い事から、獨立派は低調であった そうしてゐる内に日本帝國が滅び、獨立せざるをえなくなった もっと日本帝國が續いてゐれば、叛亂もありえたかもしれぬ