情報を吟味する
世の中にはトンデモ情報が溢れており、教え導いてくれる師匠がいない独学者はその詐欺に引っかかる可能性がある。
人は知識が豊富でも、認知の脆弱性をついたトリックには誰しも引っかかる
人はその歴史の中で、個人レベルでは解決できない問題を集団・社会・文明レベルで解決してきた
人の社会で増殖するトンデモ情報は、その一番の特徴はそれを吟味する事を否定する。
トンデモ情報を避けたほうがいいのは、現実との認知不協和を起こすような情報である。人間の心は一貫性を尊ぶ。認知的不協和を起こすような情報は、現実と認識の整合性を失わせる。
書籍であるからといって正しい情報とは限らない。
書店に行ってみろ。著者や著名人の顔写真を使った目立つ外観や広告を使ったり、配本数を増やして平積みになるようにしたりと、あの手この手でアピールしたり知識のない人たちが手に取る確立を高めるように工夫された書物がうなるほど見つかるだろう。
認知ウイルスの対策方法
偶然目にした一冊の本に飛びつくのではなく、同じジャンルの複数の書籍を求め、それらの存在を意識する。
一冊の書物ではなく、書物の森を見る。
何を信じればよいかという問いへの答えは、「今は正しいと信じ込んでることさえ、未来には覆されるかもしれないという可能性を信じること」
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