ゼミ選択を考えている1・2年生のみなさんへ
ゼミとはなにか?
文系だと「ゼミ」、理系だと「研究室・ラボ」と呼ばれますが,考えてみると結構難しい問いです。とりあえずは心身健康に機嫌よく卒論を書いてもらうための場所です。ウディ・アレンが昔インタビューで言っていましたが、お腹が痛かったらもう何がどううまくいっていても終わっています。幸福の前提条件として心身の健康は多分かなり大きな部分を占めると思います。より具体的には、サークル・部活・バイト・友人関係などのトラブル・負荷でまいってしまうことはよくあると思います。われわれはサークルやバイトを(間接的にか直接的にか)幸せになるためにやるわけですが、それらが自己目的化してしまい、結局自分の幸福をはげしく損ねてしまうことがままあります。大目標のために、休んだり、誰かに助けを求めたりするようにしましょう(わたしも自身に言い聞かせています)。
卒論について
「研究プロジェクト」とあるように、ひとつのプロジェクトを卒業までにこなしてもらう、という発想です。しっかりとした学術的論文を目指して執筆してもらいます。「4年間の集大成だ」とは言いません。形式は決まっているが、裁量もおおいにある、という状態で、一から自分でなにか作り上げる、ということを経験してもらいます。文字数は特に決まっていません。2万字以上としている学部もあると思います。文字数自体は重要ではないので、決めていないということですが、それくらいを目安と思ってもらって構いません。普段のレポートでも長いものだと5000字などはあると思いますが、それを毎クォーター1年書けば、4倍でだいたいそうなります。(卒論についてのメモもあります) ゼミ選考について
和泉ゼミへの登録希望者数が指導可能な人数を超えてしまった場合は、選考を行います(おおよそ15名を限度としますが、年によって変わります)。その際、研究したい内容を詳しく記述した短い文章を提出してもらいます。その文章、面談、準備状況(これまでどんな授業を取ってきたかなど)、そしてゼミ全体での研究テーマバランスを踏まえて総合的に判断します。
選考が必要な年と、そうでない年があります。これまでの状況は以下の通りです。ほとんどの場合数名に(多いときで10名ほど)別のゼミを選択してもらうことになりました。
年度:2018選考なし、2019選考あり、2020選考なし、2021選考あり、2022選考なし、2023選考あり、2024選考あり
希望にそえないケースは申し訳ないと思っています。自分の研究関心上どうしても入りたい場合は、1年生のうちから履修や勉強について相談をしてください。