リファインメントをやりすぎると開発する時間が少なくなるのが困る
このメモは?
ある現場支援で出たトピックについての考え方とアプローチの1つです。
正解とか「こうしないといけない」というわけではなく1つの考え方として見てもらえると。
リファインメントを十分にせずに、(Readyでないプロダクトバックログアイテムを)スプリントに投入するとどうなるか?
多くの場合「やってみないとわからない」状態であり、またやっている中で多く(先に検討してれば)わかったことなどが出てきて、結果として完了せず、スプリントレビューでステークホルダーに見せることができなくなります。 見せることができないと質の良いフィードバックを得にくくなり、次の方向性の判断しづらくなります。
リファインメントをちゃんとやることで結果的にスプリントに投入してインクリメントにするまでの時間は短くなることが多いです。
もちろんすべてを最初から見通すことはできませんし、実際にスプリントの中で新たに見つかるタスクや予想と違うこともあります。それでも経験上、事前にコードを見てみたりサンプルを書いたりするともう少し事前にわかったのでは?と思うことが多く見受けられます。
チームがプロダクトのドメインや既存コード、利用技術などに対する経験が少ない場合のアプローチ
チームがプロダクトのドメインや既存コード、利用技術などに対する経験が少ない場合、一時的に"完成させるもの"を減らして"わかることの質量を増やす"ことに重点を置いてスプリントを運営することも1つのアプローチです。
有識者と共にペアプロやモブプロをする時間を増やす
有識者にコードリーディングや技術に対する勉強会を開催してもらう
チームで必要な技術に対する読書会などをする
日々の活動でやったことをより深く理解したり、隣接技術を知るための時間を取る
サインアップ(なにをするか自分で決める)の時も目的やテーマを意識してする
「チームはこの領域のことを知っている人は1人しかいないから、自分がそこを知ると強くなれる」とか