プロダクトゴール
2020年版のScrumGuideで導入された要素
確約(コミットメント):プロダクトゴール
プロダクトゴールは、プロダクトの将来の状態を表している。それがスクラムチームの計画の ターゲットになる。プロダクトゴールはプロダクトバックログに含まれる。プロダクトバックログの残りの部分は、プロダクトゴールを達成する「何か(what)」を定義するものである。
"プロダクトとは価値を提供する手段である。プロダクトは、明確な境界、既知のステークホルダー、明確に定義されたユーザーや顧客を持っている。プロダクトは、サービスや物理的な製品である場合もあれば、より抽象的なものの場合もある。"
プロダクトゴールは、スクラムチームの⻑期的な目標である。次の目標に移る前に、スクラムチームはひとつの目標を達成(または放棄)しなければならない。
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よく話すこと
プロダクトゴールの期間はどれくらいが良さそう?
プロダクトや環境によるけど、だいたい2,3ヶ月先くらいを目安と説明することが多いです(たまにそれより長いのもあります)
理由は3ヶ月を越える先のことはなかなかイメージしづらいというのが1つです
もう1つはスプリントレビューでプロダクトゴールへの検査をします。その際に先過ぎるとなかなか検査が難しいというのがもう1つの理由です
プロダクトロードマップとどう違うの?
プロダクトロードマップを何の目的でなにを記すかは組織のプロダクトづくりの関心や熟練さによって違うが、ここでは"プロダクトが実現できている状態"を示したものとします
この観点だと、プロダクトロードマップの直近のものがプロダクトゴールと見立てると良さそうです
プロダクトゴール時点の検査も必要
一方、ゴール自体の妥当性も検査の対象になる。状況が変わったり、わかったことが増えることで「今のゴールを追うことが正しくない」という結論になれば、ゴールを適応する必要があります
参考資料