Citizendium
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Wikipediaの参加者が成し遂げたことは世界を驚愕させたが、ウィキペディアが集約するアマチュア性や執筆者の匿名性は、一部の人間にしか適したものではない。専門性の高い知識をもつ者の中にはウィキペディアのアイデア自体に反対し、それにまったく関わろうとしない者が多い。我々はWikipediaを、ハッカー文化におけるオープン・ソースの考え方を応用したひとつの試作品と見なすことができるだろう。プログラムコードではなく、コンテンツに応用したというわけである。私が述べたいのは、これはレファレンスや学問あるいは教育のためのコンテンツに応用するための十分なモデルではなく、まさしく初期段階の試作品に過ぎないということだ。Wikipediaがインターネットに蔓延する匿名文化に染まる隣で、Citizendiumは実世界の、個人の責任という文化を共有するものとなるだろう いずれもウィキを用いるという類似点はあるが、Citizendiumは以下の3点でウィキペディアと明瞭に異なる:
参加する者は本名で登録することが求められる9091。ウィキペディアの特徴はそのほとんどが匿名の執筆編集から形成されるということである929394。 専門家がCitizendiumの該当分野を監督することで、安定した信頼に足る記事を掲載することを可能にする95。他方ウィキペディアは真実ではなく合意を求める969798。 Citizendiumは野蛮な振る舞い、荒らし、妨害に寛容ではない9099。他方ウィキペディアは初心者を歓迎し、常に意見が分裂する傾向にある100101102。