働き方について考えてみました。
先日、森山 安英さんの展示を観に福岡市美術館へと行った。入ってすぐの空間には青木 繁さん、田部 光子さんや菊畑 茂久馬さん、野見山 暁治さんの絵があり、福岡に帰ってきたんだなぁと実感する。東京出張の合間に作品を観に行くことはあっても、休みの日だからと足を運ぶことは久しぶりだった。それだけ余裕がないというのは、問題だと反省する。 もっと天神の方にいけば、本屋がある。ぼくは本棚を外側からぐるっと回るのが好きで、基本的にすべての棚を見たいひとだ。関心のある本だけならば、オンラインでも探せる。それよりも、自分に関心がないものに説得されたいといつもおもっている。今回気になったのは、ウー・ウェンさんという料理研究家?の本だった。レシピ本はそこまで買わないのだが、この本はエッセイと作り方が合わさった本で、気づけば仕事に関係する本ばかり読んでしまう自分には輝いて見えた。見本しかなかったので、後日amazonから届くから、その際には写真をアップしたい。 ぼくはもともと、文化・芸術、麻雀などが好きで、それだけやっていれば幸せなんだとおもっていた。そして、いまだにこれらは自分を形成する上で大事な一部だと分かる、休日の散歩だった。しかし、仕事のことを忘れて熱中できる瞬間というのはとても短い。麻雀も打っている間は忘れることができるのだが、長時間打つことは体力的にも難しくなってきた。 ちょっと前にCoral Capitalのジェイムスの日記にもあったが、公私混同でいいじゃないかという主張には、共感することが多い。結局、ぼくから仕事を引き剥がそうとしても、それはできないからだ。だからこそ、ぼくは私的な時間を大切にするべきなんだと宣言し続けたい。仕事の時間をよりよくする本は世の中に溢れている。それだけの学部があるぐらいなんだから。ぼくは余暇や誰かと過ごす時間を取り戻すことこそが、仕事をより良いものにしていくのではない方...なんてことまで考えている。(1と2の間でと似たような結論になってきた。) 仕事が楽しくないというのは人生の大半を損してしまう。ぼくはたまたま好き勝手に生きてこれて、天職だとおもえるようなものに出会えた。もちろん、みんなにはうちの会社でのことを天職だとおもってもらいたいけれど、それを要求することはお門違いで、そうおもってもらえるように努力するのはぼくらの側だろう。だから、言えることは家にいる時間や学びの時間を作り、それを仕事に還元することができるような組織構造を作っていくように努力することだけなんだろう。