2018年のアクセシビリティ活動振り返りとこれからやりたいこと
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今年、自分のアクセシビリティ活動で一番大きかったもの
元々は自分の知識を固めるために始めたものではあるが
自分はこれをブラッシュアップして行きたいと思っている
仕事・プライベートと同列の第3の領域と化しているが
ほか2つの優先度が高すぎて必然的に対応順が低くなる
有給使って年内なんとか解消したい…
というか来年以降はこれを反省点として
比重の起き方とかバランスをちゃんと調整できるようにしないといけない
yamanoku.icon普段の生活をしつつOSS活動している人はほんますごい 当初この本を見てもらう対象としては
何をやるべきなのかわからない人
どういうものが求められているのか
みたいな部分を狙っていた
ただ実際の技術書典の来訪者のウケとしては他と比べると薄かったのが正直なところ 自分の宣伝・押しが足りなかったかもというのも1つありますが
「ニッチ」なウケがある場で出すものではなかったかなと後で思った
今後はそこから領域を広げて
中級者視点も取り入れたコンテンツ拡充をしていきたいなと思っている
たとえば
社内の施策に取り組むために必要なこととか
どう啓蒙していくかとか
デザイナー・ディレクター視点での提案方法など
初めて知った人が自分から積極的に動けるようなところまでサポートできるようなものにしたい
電子書籍を片手に作業してもらったり
読書会などをしてもらったり
これがきっかけでアクセシビリティはじめられました!となってくれたら理想
ピンク本と違う点は自分自身がズブの「素人」という視点からスタートして書き始めたところがある
監修者が自分なので内容がガバってるところは正直ある
中級・上級者になると「何から始めるのか・何をやるのか」という初心者側の視点が抜けがち
なので視点をそっち側に寄せて書いてみようとしたという裏話がある
yamanoku.iconもう素人と名乗れないねぇ
Googleドライブで版管理しているのでいつでも最新状態を保てるようにしている https://gyazo.com/cd3d6efa0359abf5b88e001a88ec9812
これは実際に紙の本にしたり電子書籍(どこかに登録)にすると更新までラグがあるので
更新→即反映といったアクセスは良くしようとおもってこの媒体にした
以前masuP9さんとの意識調査インタビューの際にも話したことだが これを世に出したことで自分がようやくアクセシビリティ界隈の輪に入れたというのがあった
別に表明なんぞせんでも、その中に入って勝手にやっていればいいだけの話だが
胸張れるものができたな、というのがあったため
社内啓蒙に努める
自分のことだけではなく社内でもやっていきたいので啓蒙活動した
社内でも「アクセシビリティといえばyamanoku.icon」という認識になったと思う
昔は仲間なんかいらない・無言で腕力実装するしかないなと本気で思っていたが
チームやそもそも所属自体がそっちの方向に向かわないといけないと思ってきた
そう思えるのは、完全理解まではされなくとも、話は聞いてもらえる人たちだから
デザイナー側でも
ワードとしてはよく聞くが
実際どうしたらいいか?という疑問がある
提案側から先にしかけておくと後の対応も楽になる(要出典)
自分以外でスペシャリストを養成してみるのも面白いと思う
話を聞いたりタイムラインを見る限りでは
あまり意識していなかった
わからずついついやっていた
という方が多かった
つまり「知らなかった」というのが多い印象だったので話せてよかった
ハンバーガーメニューがdivになってるよって突っ込んだら
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その後buttonタグに変更していただいたのが嬉しかった。神
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また、発表時にアクセシビリティやっていき太郎と自己紹介した結果そういう風に認識されるようになった
勉強会参加
来年は無理矢理にでも参加したい
こういったのに参加して「どういったものか覗きに来た人」がどういう感想をもつのかが気になってる
自分がやっていきたいこと
やりたいことを実現するためにアクセシビリティを活用して強化していきたいと思ってるだけ 「やりたいこと」とは一体何かというと
一応昔から一貫していることで
長期運用にも耐えられる強固なものをつくりたい
ということ
アクセシビリティができていることへのメリット
今後そこから
機能拡充
品質の維持
利用者層を増やす
他社との差別化
など、そこからメリットとなりえることに繋がると思っている
新しい何かをやるときに
それ単体の機能としてはアリだが
お互いの関係性をするものでないければ
円から枝を生やすがごとくトゲトゲしくなって
鋭利なものだけに目が行きがちで
根本のプロダクトがもつビジョンや理念に注目されなくなると思う
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あらゆるニーズに向けたものをつくれる基盤をつくっておくと
新しいものをつくるときにもその指標やガイドラインが活きて
まるで層を重ねるがごとく大きな円として拡大できると思っている
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この大きな円をつくることが
堅牢な強固なものをつくっていきたいそれにあたると思っている
エンジニアだけに限らず
デザイナー
ディレクター
マーケター、営業
そのほか職務・役職関係なく
色んな分野の人が参加できるとこだと思ってる
各分野が思うアクセスの良さや考え方はそれぞれ別
すべてを取り上げることは不可能かもだが
達成したい目的のために取捨選択して決めることは可能
みんなが参加して強固な円、もといプロダクトを作っていきたい
以下は蛇足文です
【蛇足】自分がコミュニティというものに抱く「違和感」について
これはアクセシビリティ界隈のみならずという前置きを入れておき
コミュニティを通して盛り上げていこう、ということに対して
盛り上がっているけどそれは、内輪ノリだけになってないかと思うことがたまにある
アクセシビリティとは別件かもだけど、以前yuheiyさんが素晴らしい記事を書かれていた HTML 要素はそれぞれに機能を持ちます。真っ当な HTML を書くということには意味があるのです。
ページ内でのスムーズリンクにおいてどのような実装をするべきか
キーボード操作
フォーカス
URLフラグメント
といった部分で
<a>タグにおけるページ内リンクをクリックした時の本来持つ挙動を損なわない実装を紹介
こうした素晴らしい記事を、祐平さんのフォロワー・ファンであれば
即座に拝見して知識として吸収することができるのだが
彼を知らない人やこの情報を伝播してくれる人が周りに居ないと
この記事で伝わってほしい部分も伝わらないと思った
なので自分をはじめ、この記事を見たものとしては
それが価値があるものと判定できたら
実務の中で活かしたり、参考例として伝聞していく使命みたいなのが我々にはあるのかなと感じた
インフルエンサーがきちんと正しく流布していかないと何でも廃れていくだろうなと思ってる
分かる人同士であれば伝える言葉も少なくていいが
共通言語があるからできることをデフォルトにするのはまずい
出来る限り自分の言葉として落として
あらゆる人たちにでも伝わる・理解できる伝達が必要かなと思う
こういう「あらゆる人に届ける」ことこそがアクセシビリティの本質の部分でもあると思う 自分と近しい境遇の人を仲間として増やしていく
そういう自分の根底にある理念みたいなのを表層したくて
以上19日目の記事でした。
自分も娘がいて、今のところは健康そのものなのですが
後天性の病気になったり、他の子が障害があったりするなどが見られる機会は今後増えるかもしれなく
今回は「読書」を例にとっていただきましたが、自分は昔はあまり本を読まない側だったので
この辺を意識したことは正直なかったのでこういう実情が知れてよかったです
GEEKアドベントカレンダー担当はデザイナーのRさんです。カレーの話かな? 関連カレー記事
ご覧いただき誠にありがとうございました。