タスク管理の3Pモデル
タスク管理の種類をProject、Personal、Partnerの3つに分類したもの table:3P
本質を一言で
Project プロジェクト チームやプロジェクト内のタスクを管理 アサイン(誰に何を割り当てるか)
Personal 個人 個人が自分のタスクを管理 アレンジ(自分に合うやり方・あり方を模索する)
Partner ファミリー 親しい少人数でタスクを管理 アジャスト(お互いに交わして落とし所を探す)
プロジェクトタスク管理
ビジネスの文脈ではこれを思い浮かべる人も多い
「プロジェクトマネジメント」など整備された理論は存在するが、これらはタスク管理については詳しく扱っていない
木と森がある
タスク各々を扱う個別詳細と全体を見る俯瞰
締切とアサインの概念がある
table:ツールの例
WBS タイムライン 俯瞰
GitHub Issues イシュー(トピック) 個別詳細(後にProjects機能など俯瞰機能も追加)
Trello ボード 俯瞰 + 個別詳細
個人タスク管理
ワークウェアの文脈、またライフハックや自己啓発や仕事術ではこちらを思い浮かべることが多い 様々なスタンスや手法が存在し、個人に合ったやり方を探す・あり方を立てていくことが求められる
table:スタンスの例
デイラー Dailer デイリーページ 今日何するか、今から何をするかをその場その場で考える。ノートなど記録は取る。裁量の高い人に多い インボクサー Inboxer インボックス 「未処理のもの」を溜め、それを消化するマシーン カレンダラー Calendarer カレンダー カレンダーを多用・重用するスタイル。タスク≒予定となっていることが多い
スロッター Slotter スロット(時間枠) スロット単位で行動するスタイル。カレンダラーとの併発が多い。ポモドーロテクニックもこれ
リッチャイルド Richild 散らかす 裕福な子供が広い部屋でおもちゃを散らかすイメージ。部屋やデスクやデスクトップが散らかっている人に多い
ロボット Robot ルーチンタスク いつ何を行うかを厳密にコントロールする。習慣の鬼。1日数十以上のタスクを扱う。几帳面な人に多い イシュイスト Issuiest BTS 1タスク1チケットでチケットを発行するスタイル。ソフトウェアエンジニアにたまに見られる
トピシアン Topician Wiki 自分の(情報の)城を構築しており、タスクを含めたあらゆる情報を扱う
モノリス Monolith テキストエディタ 1つのファイル、1つのボード+大量付箋など「1つの領域」にすべてを書き込むスタイル
トラッカー Tracker 習慣化アプリ タスクを習慣と捉え、習慣をいかに行うか・増やすかで考える。ロボットほど厳密ではない
パートナータスク管理
ファミリータスク管理とも
家族など親しい少人数(夫婦など2人や、子供含めた3-4人であることが多い)で行うタスク管理は独自の色を帯びており、第三の分類として成立する
特徴は「やり取りを行って折衷案を探る」ところにある
1 親しい関係なので面倒くさい手法やツールは使いたがらない
2 ファミリー≒既婚者であり、既婚者は独身者よりも忙しい傾向がある(密に関わる人数が多い&人間という「調整や渉外が必要な存在」に頼る生き方にベットしている度が高い)ため、イレギュラーが発生しやすい → イレギュラーに対する調整が必要
3 親しい関係なので下手に管理するよりも言った方が早いし遠慮も要らない
1+2+3などから、「やり取りする」営為が発生する
ツールの例
LINE
家事分担表
Slack、Scrapboxなどを夫婦で使う
例の解説
最も単純なのは、単にLINEなどで調整することである
次にわかりやすいのは、子供の家事を分担するための家事分担表であろう
高度な調整を行えない子供向けに、シンプルな管理を導入している
家族のリテラシーが高い場合、タスク管理ツールやその他ツールに頼れることもある
ファミリータスク管理にリーチしたアプリも存在する
TimeTreeは「予定」というわかりやすい概念をベースにし、かつ予定ごとにコメントが書ける(ファミリータスク管理の本質である「やり取り」が行える)点が強い