コミュニケーションタイム
グルーミングのためだけの時間を確保するという手法、あるいはそうして確保した時間のこと。 背景
2 しかし真面目に仕事を行うビジネスマンでもあるため、友達や家族のようにだらだらと過ごすわけにもいかない
1+2、それで現状どうなっているかというと「会議とグルーミングの混同」である
会議の各々はグルーミングも兼ねたものであるため、だらだらしがち、ぐだぐだしがちになる
グルーミングに効率を求めないのと同樣
さて、会議をもっと効率化できるのにしようとしない、ましては一蹴するのは、グルーミングがなくなることを(自覚的or無自覚的に)恐れているからだとも考えられる
なら混同を分ければよい
会議は仕事のための時間として割り切り、グルーミングはしない
グルーミングは、グルーミングのための時間をつくってそこで集中的にやればいい
これをコミュニケーションタイムと名付ける
既存の例
特に雑談的に1on1を行う試みはコミュニケーションタイムの一種と言える
その他の案
ゲームタイム
ゲームをして過ごす
ゲームの例: マインクラフト、スプラトゥーン、ボードゲーム全般、アソビ大全のようなミニゲーム
シングタイム
みんなで歌って過ごす
社歌を歌う取り組みは実はコミュニケーションタイムの一種である
ただし宗教的・洗脳的な手段として使われていることもある
鑑賞タイム
映画、漫画、アニメ、ドラマなど作品を鑑賞する
映画館のように一緒に鑑賞するイメージ
要はグルーミングを行う手段は雑談だけではない。
一緒の時間を過ごしたり、同じ作業をしたりといったことでも行える。
検討観点
何を使うか
1on1のように雑談機会?ゲーム?歌?鑑賞? etc
人によって「それだけは絶対嫌だ」もあるだろう
特にシングタイムは好き嫌いが分かれると思われる(筆者も正直勘弁してほしいと思う)
別に一つに限定する必要はない。n通りのやり方をサポートできると良いだろう
時間や回数をどうするか
1日1時間?週のどこかに半日くらい「遊ぶデー」をつくる?いつでも誰でも自由に調整できるようにする? etc
自由にしすぎると遊びまくられる懸念があるが、一方で、自律的な組織ならその心配はないようにも思う
コミュニケーションタイムの拘束をどこまできつくするか
たとえば、ある10人チームがあるとして、ここでやりたい場合
メンバー全員必ず参加させるのか、それとも任意参加にするのか、あるいはマネージャーとのコミュニケーションという形でメンバー全員定期的にやっていくのか etc
ネーミング
厳密に言うなら「グルーミングタイム」と名付けるべきだが、わかりにくい
わかりやすくイメージしやすい「コミュニケーションタイム」という名前にしてみた
参考
雑談タイムとして1on1はすでに多くの企業での取り組みがあり、参考になる
コミュニケーションタイムは、この「雑談」の部分を「グルーミング」に一般化しただけである