二択マッチング
同じクローズドクエスチョンに同じ回答をしている人をマッチングする。 背景
ビジネスにおいても人材のマッチングは重要
以下が知られている
理念への共感を元にしたフィルタリング(主に選考時)
充実したオンボーディングによる適応支援(悪い言い方をすれば洗脳)
リファラル採用など知り合いの伝手による接続
ストレングスファインダーなどの診断体系 etc
一方、出会い系(婚活やマッチングサイト)の文脈にもマッチングの概念がある
が、こちらはビジネスには現状使われていない
使ってみるのはどうか?
さらにマッチングのやり方として、出会い系でも採用されていない「二択ベース」を使うのはどうか
二択マッチングと名付けておく
概要
二択で答えられる質問(yes/noで答える質問。クローズドクエスチョン)が多数用意されており、利用者はひたすらこれに答える
すると利用者ごとに二値の傾向が蓄積されていく
このデータを使ってマッチングを行う
詳細なアルゴリズムは要検討だが、
たとえば「質問Qおよび回答が一致している場合に+1」するとして、ポイントが多いほど相性が良いとみなす
意図
二択質問であればかんたんに答えられる
答えてもらうための仕掛けも可能
例1: 質問の回答分布は「答えた人だけが」見れる
例2: 回答ログやマッチングの見せ方次第では面白い読み物になる
(脱線) より大胆に言えば「他者がどう答えたか」「他者の意見はどうか」はコンテンツとして成立する。ここを浴びれるような世界はそれなりに需要があると考える → ダイバーシティ・エコノミー 答えてもらえるのでデータが集まる、データが集まれば高精度なマッチングもできるかもしれない
Q&A
答えた回答は全部問答無用でマッチングに使われる?
要検討だが、マスターとペルソナの概念を作ればよいと考える
1 回答は「マスター」に貯まる。これは誰にも見えないしマッチングもされない
2 利用者は「ペルソナ」という単位をつくり、ここに回答を流し込める
3 マッチングはペルソナ単位で行われる
しかしマスター・ペルソナ方式だと「虚偽のペルソナ」「遊びのペルソナ」などがつくられてしまい、本人のマッチングが機能しにくくなる懸念がある
質問例はどんな感じ?
要検討だが、出会い系の文脈だと、たとえば:
喫煙する、しない
うどん派、ラーメン派
お酒を飲む、飲まない
寝室は一緒がいい、別がいい
一日三食ちゃんと食べる、食べない
一日8時間睡眠以上 or Not
毎日定時退社したい or Not etc
微妙にyes/noで答えづらいものもあるが、どちらかに寄せてしまえばいい
筆者の仮説だが寄せ方にも傾向が出ると思う
どんな質問を用意するかは重要?
yes、重要だと思う
仮に二択マッチングの概念が広がったとするなら、「どんな質問を持っているか」が企業の武器になると思う