18 座位での物理的な制約の緩和を目指した知覚されない閾値に基づいたリダイレクション手法の提案と評価
小林 広夢(北海道大学),鈴木 湧登(北海道大学),日下部 完(北海道大学),坂本 大介(北海道大学)
#北大HCI
https://www.wiss.org/WISS2025Proceedings/data/paper/18.pdf
https://www.wiss.org/WISS2025/assets/representatives/18.jpg
概要
VR空間内では,上半身の回旋を伴うオブジェクトの把持・移動が頻繁に行われるが,座位では背もたれなどの障害物によりこの回旋動作が困難となるなど,物理的な制約が大きい.そこで本研究では,頭部と胸部(上肢)回旋量をユーザが知覚できない範囲で同時に増幅するリダイレクション手法を提案する.本手法は,認知負荷とサイバー酔いを抑制しつつ,物理的な回旋量を削減することで,これらの物理的な制約の緩和を目指す.まず提案手法を設計するため,回旋量の増幅がユーザに知覚されない閾値を調査する実験を行い,頭部と胸部の回旋を同時に約1.43倍まで増幅しても,ユーザに知覚されないことが示唆された.この知見に基づき,提案手法を実装し,認知負荷・サイバー酔いの抑制と物理的な回旋量の削減への影響を評価した.その結果,提案手法は認知負荷・サイバー酔いを抑制しつつ,これまでは両立が困難だった「視認性向上」と「座位における物理的な制約の緩和」を両立できる可能性が示唆された.
参加者メモ・コメント
IVRCなどでちょくちょく座ったままで後ろや上を向かせるコンテンツがあるんですが審査員はだいたい高齢なのでけっこう苦痛なんですよね。この手法広まってほしい!𥱋瀨洋平.icon
確かに顔だけ調整されても腕が調整されてなかったら操作するときにぶつけそうね…くらもといたる.icon
すぐに関連文献上げられないのですが,頭を回転させた時にVR空間の移動量を増大させる研究が過去にあった気がする.koike.icon
あ,それは既存研究として比較してるのですね.koike.icon
産業系VRでは工場で機械の配置をしてVR環境で実際に従業員に作業をさせてみてどのくらい負荷がかかるかを計測し配置を見直すみたいなことするんですよね。そういう形で身体負荷とのデータとセットだと採用しやすいと思います𥱋瀨洋平.icon
shunta wakisaka.icon逆に減衰させると、ストレッチングとかに応用できそう
思ったより体が伸ばせてない→もっと伸ばそう
「達成感の高いラジオ体操」とかできそう。ソノヤマタカスケ.icon
質疑
これ,頭と身体の増幅率が違うとどのぐらい混乱するんだろう?くらもといたる.icon
認知はできてないんだから,1.4×1.4より1.3×1.7のほうが有効だったりしないのかな?
腕の回旋を用いたタスク実験をされていたので、胸部よりも腕や肩の回旋比率を操作した方が有意に働くような気もしました、気になります
等倍じゃなくて回転が大きくなるほど倍率上げるみたいなやり方も考えられそう𥱋瀨洋平.icon
↑それは思いました! VR空間上の作業範囲は広ければ広いほどよいと思うので限界まで広げてみてほしいです!くらもといたる.icon
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#登壇発表