儒教
孔子の教え。中国の古典。正統思想。
日本では『論語』がもっとも有名。
漢王朝に宮中で重用されて、中国の古典時代の礎になったらしい。
中国理解には不可避だろう。
ルサンチマンを下地にしてるとのこと。
機能
社会的には、中国世界の一体性を維持するために必要だったらしい。
cf. ナショナリズムwint.icon
文化を規範にするのに機能したようだ。
cf. キリスト教文化
cf. ユダヤ教wint.icon
仮説
儒教は宗教からはじまった。
vs はじまってない。
儒教は宗教になった。
vs なってない。
孔子
不可知論者だった様だ?
e.g. 怪力乱神を語らず
しかし上天について騙った。
仮説: シャーマニズムの影響があった?
仲尼の母は巫女だった
本人は語らず
宗教性の歴史
宗教化の動き
死後、偽典で神格化された様だ。
e.g. 緯書
鄭玄などが引用した。
脱神秘化の動き
王粛
アンチ→鄭玄
孔子家語を偽作した。
神秘化の動き
朱子学
アンチ→陽明学
極地:康有為
孔子教
孔教の提唱
文革による破壊
新儒学
宗教性の脱色
学問へ
happy science…wint.icon
経典
偽作そのものは、評価が わかれる。場合によっては 許容される。
経書
簒奪
アレオレ詐欺
緯書
捏造
春秋公羊伝
概ね捏造
論語
孔子のダメさが記録されてしまってる。
宗教か否か
暫定的には、マージナルな境界上の存在だと言えそうwint.icon
特徴
開祖のカリスマ性
形而上学的ないし超自然的な超越的存在に対する言及
上帝によって、古代の礼儀作法を継承したと言う
これ自体は中華思想に普遍的な概念
cf. 神権政治は宗教か
孔子の徳という神性
ないし、徳の知識という特権
cf. 宗教学における宗教の定義
創唱宗教の定義を満してそうだ。
利益誘導としての宗教運動?
三層構造
先王教
孔子教
聖人教
雑感wint.icon
孔子
嘘つき、ペテン師
俗物
屁理屈
ライバル → 周公
孟子
嘘つき
俗物
捏造
康有為
詭弁、強弁
論点先取、循環論法
cf. 陰謀論者
↑あんまりすぎる…wint.icon
焚書坑儒
残念ながら妥当…
荘子
儒家を dis る
疑問
なぜこんなものが国教に…?wint.icon
ref. https://ja.wikipedia.org/wiki/儒教#国教化
このタイミングで宗教になったという。
時代が必要としていた?
儒家
周の封建制を理想化していた
妄想の余地があるため
矛盾を解消するために、春秋学や公羊学などで偽作・捏造に努めた。
背景
中華思想を共通の思想的な背景としていた
特に易姓革命を前提にしていた
上天信仰と先王尊崇
祖霊崇拝も同様
孝
徳の概念も共通してただろう
参考文献
浅野 裕一『儒教: 怨念と復讐の宗教』
読書リスト
“儒教”がよくわかるおすすめの8冊|齋藤孝「大人のための読書案内」(1)|ほんのひととき|note
儒教とは何か 増補版 -加地伸行 著|新書|中央公論新社
『儒教 怨念と復讐の宗教』(浅野 裕一):講談社学術文庫|講談社BOOK倶楽部
『儒教と中国 「二千年の正統思想」の起源』(渡邉 義浩):講談社選書メチエ|講談社BOOK倶楽部
儒教入門 | 健次郎, 土田 |本 | 通販 | Amazon
本当は恐ろしい儒教 :内藤 博文|河出書房新社
cf.
祭政一致とは - コトバンク
神権政治とは - コトバンク
ref.
孔子 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/徳#儒教の徳
『史記』孔子世家:現代語訳 | 『論語』全文・現代語訳
史記 : 世家 : 孔子世家 - 中國哲學書電子化計劃