機械学習
AIを実現するための技術の一つ
「人工知能である」ことと「人みたいである」は本来違うことであるのに、混同されがち
鳥のように飛びたい⇒(試行錯誤)⇒飛行機
目標(飛ぶ)は達成⇔「鳥のように」は飛んでいない
深層学習は機械学習の中で特にモデルが複雑なものを深層学習と呼んでいるだけ →教師あり学習、教師なし学習、強化学習などにまたがっている
学習=入力に対して適切な出力が得られるように、情報を処理するときの重みを調整すること
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AIの出力データと画像と紐づけられた、用意しておいた教師データ(正解データ)の誤差を最小化する
「適切な出力」の「適切」は用途によって決まる
table:
入力 出力 学習目標 補足
画像認識 画像データ 被写体の分類 分類と実際の高確率な一致
人材評価 履歴書、面接の音声・映像データ 入社後の貢献度の予測 予測と実際の貢献度の近似
文章生成 プロンプト、以前出力した単語列 次にある単語が出力される確率 出力結果と自然な文の近似 学習データが自然な文
出力を次の入力に使う
→単語レベルで学習・
文として破綻せず
通販サイトで買い物をすると、自分に合わせた(パーソナライズされた)お勧め商品が表示される
自分の購買行動が学習されたのでなく、実際には入力(ユーザーの購買履歴)が変わったから出力が変わっただけ
入力を変えているだけで重みづけを変更している(学習する)わけではない
入力データのみを与える学習
事前に用意した正解ではなく、データ自体が持つパターンを抽出
共通項を持つデータをグループ化(クラスタリング)
Ex.1 スーパーの顧客が、1回あたりの購買額が高い層と低い層に分かれる
Ex.2 多数の画像の中から、ネコが映ったものを抜き出す
データ内の項目間の相関関係の抽出
Ex. おむつとビールが一緒に買われることが多い
出力に対して、その結果だけを考慮して「報酬」を与える
学習の目標は「正解」(=人間と同じ手を指すこと)ではなく「成功」
正解データを与えることが難しい場合に有効
Ex. 将棋、囲碁などのゲーム、ロボットの制御