誤解の建設的役割
ななめ読みだけど、誤解を修復する過程で参加者の間に思考プロセスが分散されたり、新規アイデアの創造につながるみたいな感じの話が載っていておもしろい 共通の理解は会話の修復機能を用いて、コミュニケーションにおける誤解の発生と訂正の繰り返しによって形成される メンツを守る(save face)ために人間は自分の誤解を他人に訂正されるのを嫌がる、とかも それができるようにするために環境を整えなければいけないという話ではある
主張に所有権を設けず、共有物とすることで素直な議論ができるという説が書かれている 他人のメンツをあまり傷つけずに誤解・誤伝達を修復できる
被験者にレゴブロックを組み立ててもらってコミュニケーションを観察する(会話分析)という研究なので、結果を一般化できるかは分からないけど 「誤解」というとネガティブな面ばかり注目されがちですが、ポジティブな面もあるのだと理解しましたhatori.icon
翻訳におけるオリジナルとのズレ、すなわち広義の「誤訳」を、一種の創造行為として積極的に評価しようとする態度が、本共同研究の出発点であった。その際、二種類の異なる言語間の翻訳のみならず、古典の現代語訳といった同一言語内の翻訳や文学と美術、ないしは文学と音楽といった異なる表現媒体の交換行為を視野に入れるため、さまざま分野における専門家をメンバーとして揃えた。各研究分担当者は初年度の1996年に各自の専門分野における翻訳の問題に関する資料の収集を開始し、それぞれの問題意識に基づいて「創造的な誤訳」という課題の項目別テーマを絞り込んだ。