会話の修復
会話は非常に秩序だったものだが、だからといって、会話に問題が生じないわけではない。うまく言葉が出てこない、相手が言ったことが聞き取れなかった、理解できなかった、などの問題は,しょっちゅう発生する。でも、問題が起きるたびに相互理解が損なわれたり、会話が中断されたりするようなことはない。なぜなら、参加者達は、問題―発話における問題、聞きとりの問題、理解に関わる問題―に対処して、速やかに、効率的に解決するための手続きを持っているからである。この手続きが、修復(repair)と呼ばれるものである。 https://ja.wikipedia.org/wiki/会話分析#修復 速やかに解決できるから相互理解が損なわれない、ということはつまり速やかに解決できなければディスコミュニケーションが発生する 「修復」は必ずしも誤りの訂正ではない
うまく言葉が出てこない、相手が言ったことが聞き取れなかった、理解できなかった、などの問題は誰かの誤りではない
そこから誤りが発生することはある
もうひとつ、会話分析の貢献として興味深いのは、「修復」は、必ずしも「誤り」を「訂正」するためになされるわけではないことに注視した点である。修復の対象となるトラブル源が、なんらかの「誤り」を含んでいるとは限らないし、また、すべての「誤り」が,修復されるわけではないのである。だからこそ、修復がなされるときには、それは相互行為上、有意味なものとして見なされ、あるいは、相互行為上のストラテジーとして活用され得るのである(優先構造の項参照)。 文章会話だと問題が発生しづらくなる面もある一方、ひとたび発生すると速やかな修復が難しいかもしれない やり取りの往復にコスト・時間が掛かる
ログが「汚れる」のを避ける心理
後から消せば汚れない!