習得への情熱
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かつてチェスの“神童”と呼ばれ、長じて卓越した武術家(太極拳推手の世界選手権覇者にして、黒帯の柔術家)となった著者が、トップクラスの競技者になるためのart of learning(習得の技法)を語る。技能を倦まず開墾し続け、競技者としては千人に一人、あるいはそれ以上の領域を目指す、「超」能動的な学習術である。
優れた競技者になるための内的技法は競技の種類によらず驚くほど共通していると著者は言う。
「インスピレーションを得るための公式や型紙は存在しない。だけど、それを得る自分なりの方法を発見するために辿るべきプロセスならある」(第18章)という表現に象徴されるように、鍵となるプロセスを意識的に辿ることが、より高い集中力、より高いパフォーマンスレベルでの学習につながっていく。
チェスを武術に、武術をチェスに翻訳できるこの著者ならではの離れ業を用いて、「数を忘れるための数」「より小さな円を描く」「引き金を構築する」といった上達の足掛かりとなるプロセスが、印象深く描出されている。
著者が他ジャンルのトップアスリートやそのメンタル・トレーナーから授けられた洞察も、ここには注がれている。本書が提示する学びへの開かれたアプローチ、学ぶ喜びについての$ \overset{てら}{衒}いのない、ひたむきな語りは、読む者に自らの可能性を顧みさせる力をもっている。
from 2023/07/11
チェスと太極拳を通して習得法を習得した人の話
太極拳は推手もやっている
数を忘れるための数、負の投資、より小さな円を描く、などいい感じのフレーズが多いcFQ2f7LRuLYP.icon
初見のときは身体操作感覚をうまく言葉にできててすげーと思って読んだ
ユーチューブで検索すると投資やらFXやってる人がよく読んでるっぽい(動画の内容は見てない)。どういう文脈でどういう解釈してんだろ
競プロの人がおすすめしていたのは納得したkumatako.icon
競プロと通じる要素がある?cFQ2f7LRuLYP.icon
チェスも太極拳の推手も競技という面ではそのままハマるか