終極の語彙
自らの行為、信念、生活を正当化するために使用する一連の言葉
アイロニストとは以下の 3 つの条件を満たす者であると定義してみよう。
(2)自分がいま現在使っている語彙で述べられた論証は、これらの疑いを支持することも解消することもできないと理解している。
(3)みずからの状況について哲学的に思考するかぎり、自分の語彙の方が他の語彙よりも実在に近いと考えてはいない。
ここで言う「終極の語彙」とは、自分の行為や信念を正当化するための言葉であるが、その人にとって、それを十分に基礎づけることができないような言葉、なぜそれが大事なのかを循環論法に陥ることなく説明することができないような語彙である。ローティによれば、それは「キリスト」「イングランド」「慎ましさ」「優しさ」「創造的」といった言葉であり、「正しい」「よい」「美しい」といった、普遍的とされる価値が占める割合はごくわずかである。 つまりある行為の理由を問われ、それが「優しい」行為だから、「創造的な」ことだからだ、と答えたのだとしても、その「優しさ」や「創造性」がなぜ重要なのかをうまく説明できない。終極の語彙とはおよそこのようなものである。 アイロニストは、自分の価値観や信念が偶然的であり、さまざまな事柄の結果として生じていることを理解している。アイロニストとは「自分にとってもっとも重要な信念や欲求は、時間と偶然の範囲を超えた何かを参照しているのだという考えを捨て去ってしまったほどに歴史主義的で唯名論的な人」なのである。 言葉を使うことで自分の意見を正当化する
正当化の果てに「言い換えができない言葉」が出てくる
蕎麦屋で困った人に代金を肩代わりして「江戸っ子の粋だからだよ」という
根っからの譲れないプライド
「粋」で全部説明してしまう感じだろうかcFQ2f7LRuLYP.icon
例:何故そばを噛まずにそのまま飲み込んでしまうのですか?
それが粋だからだ(おわり)
そばの風味を喉ごしで味わってるから、という話がある
A「なぜ胸に虎の顔があるのだ!?」
B「それは…カッコいいからだ!」
これが終極の語彙?cFQ2f7LRuLYP.icon
それが「終極の語彙」で、それに満足せずに「かっこいい...とは?」とか言い出すのがアイロニストnishio.icon
なるほどcFQ2f7LRuLYP.icon
「草」は?はるひ.icon
なるほど終極の語彙に思えるcFQ2f7LRuLYP.iconnishio.icon 「それは草」みたいな使い方だと、詳しく語らないで「草」で終わらせてるから終極の語彙っぽさがあるnishio.icon
「草とはなんなんだ?」
超コンテクスト依存だけど「平成」「ガッチャ!」も終極の語彙かなtakker.icon Q.なぜ山に登るんですか?
そうさせられたから