紛争が何故発生するのかの思考実験
紛争が何故発生するのかの思考実験
この思考実験の面白いところは、紛争が発生することを示そうとして始めていないのに紛争が始まってしまったことだ
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むにゃむにゃと思考実験
皆のためになるかどうかで価値判断をする
これに従って発言したり行動したりする
どこかで衝突が発生する
これは 1.私に見落としがあったり、2.私が勘違いをしていたり、3.私の心の弱さによって私が誤っている可能性がある
他に愚かさの原因はあるか?
このようなときは指摘内容を踏まえて考え直す
時に苦しみを伴う(特に3)
どう考えても自分の間違いに思えない場合
1.相手の主張の理解が足りないかもしれないし、2.自分の認知の歪みに気づけていないかもしれないし、3.自分に余裕がないのかもしれないが
単に相手が利己的になって負担を外部に押し付けているだけの可能性を排除せずに、
しかし早急に決めつけずに最後まで疑いを残しつつそれ以外の可能性を丁寧に丁寧に潰していく
ここで仮想敵として徹底徹尾利己的であり負担を外部に押し付ける人物を想定する
この場合、資源を食い合うゲームが発生する
ゲームであれば相手に嫌な思いをさせればさせるほどこちらが有利になる
すなわち相手に嫌がらせをすればするほど良い
この思考は利他的ではないが、(1対1の)ゲームが始まった時点で利他的な考え方を捨てよう
ゲームで利他的であるということは相手を勝たせて私が負けるということだ
ここで、大元になっている衝突のことを考えると、衝突が発生している以上自分の考えを貫いて、押し通すことそのものが相手に対する嫌がらせになるのではないか
つまりゲームプレイヤーとしても良い振る舞いになるのではないか
さらに言えば「皆のために」と考え実行しているのであれば、味方が増えていくはず
つまり形勢としても有利になるはず
更に仮想敵を嫌な奴にする
敵は徹底鉄尾利己的な上に嘘を吹聴するとしよう
すると「皆のために」と考え実行しているのであれば、味方が増えていくはずという甘い考えが成立しなくなる
すなわち人々が騙されて敵の下につく
「騙されて」というのはここに至る前に自分の考えを精査済みで間違いがないことを仮定しているため
実際は自分の考えの間違いを常に疑う必要がある
こうすると集団と集団の戦いになる
仮想敵として立てた敵の考えも私の考えも両方間違いとも正しいとも言い切れないと置き換えると
これが戦争とか国家間の争いとか内紛とか派閥争いになる
集団と集団の戦いになると、指導者の中で1.私に見落としがあったり、2.私が勘違いをしていたり、3.私の心の弱さによって私が誤っている時などに、身動きが取りづらくなるかもしれない
身内に自分を騙して利用しようとする人がいたりすれば目も当てられない
悪い味方に騙されるような指導者だったり、平衡帰還(ネガティブフィードバック)を送りづらい雰囲気を出す指導者だったりすると誤った方向に暴走する
強化帰還(ポジティブフィードバック)しかないため
粛清するとろくでもないことになる
二世はあかん、世襲はあかんみたいなことを言われるのは世間を知らなさすぎて見落としや勘違いに気づきづらい上に取り巻きから強化帰還を受けてそのままイってまうからかしら
間違いかどうかに気を配る思想と、聞こえの良さを重視する思想、どちらが強いだろうか
聞こえの良さを重視する思想は人心掌握力が強いため、人が多く集まりゲームに強くなる