破壊的イノベーション
一言で言えば「性能の劣ったものによって市場シェアが奪われること」nishio.icon
破壊的イノベーション(英語:Disruptive Innovation)とは、既存の市場で求められる価値を低下させつつ、新しい価値基準を市場にもたらすイノベーションのことです。
全く正しくない説明
nishio.iconこの全然理解してない変な説明はどこから取ってきたの??
引用は出典を明記すべきでは
「破壊的」という言葉をなんとなく強そうだからで使うと弱く見える
/nishio/強い言葉.icon
こちらにもう少し詳しい話がある
Opus曰くsta.icon
Slackは破壊的イノベーションの例と言えそう
当時は重たいグループウェアが主流で、チャットだけのSlackは「チャットしかできないおもちゃ」でしかなかった
YouTubeもそうみたい
当時はテレビが主流、YouTubeは素人が粗い画像上げてるだけの遊び場にすぎなかった
Youtubeとテレビは棲み分けが発生してるので破壊的とは言えないんじゃないですかopusさんcaki.icon
活版印刷みたいなその前にあったものが趣味などを残してほぼ完全に消えちゃうやつが破壊的のイメージある
と思ったけどYoutubeはたしかに「正しいほうの」条件を満たしてはいるか
普通にこの後が使われているとき、後者の意味で使われていることも多い、というかそうだと思っていた
翻訳がよくない気がする、日本語にこの意味を含む適切な語がない
と思ったら下の方にニュアンスの違いについてnishio.iconさんが詳しく書いてくれていた
だとすると後者の意味を表す言葉がなくない?知らないだけであるんだろうか
いやまてよ、イノベーションがそうなのか?
イノベーションという語の意味すら何も知らない、われわれはふいんきでにほんごをしゃべっている
が、性能とは違う気もしていてまだしっくり来てない
Hiro Aki.icon
上から順に読んで、なるほどなーと思いつつこの文でつまづく
たとえば音楽の分野では、生演奏→レコード→ラジオ→ウォークマン→CDプレーヤー→MDプレーヤー→iPodやmp3プレーヤー→スマートフォンと、絶え間なく破壊的イノベーションが続き、低価格、小型化、機能の集約、使い勝手の良さが更新されてきました。
これは破壊的イノベーションなのか?という疑問符が出るが、何がどう疑問なのかうまく言葉に出来なくて、言葉に出来ないということは破壊的イノベーションを理解出来ていないのだとなりしっくり来ない
新しい製品が既存の製品を破壊していないから、かな?
そもそも破壊的イノベーションは「既存製品を破壊する」という意味で「破断(disruptive)」という言葉を使ってるのではなく、既存の性能向上の経路を継続するものとしないものがあるよねというところでこの用語を使ってるnishio.icon
(GPT) ここでの disruptive は単純に「既存製品を破壊する」という意味ではありません。Christensen の理論では、既存企業が追っている性能向上の軌道、つまり主流顧客が評価する性能指標に沿った sustaining innovation と、当初は主流市場では性能不足だが、より安価・簡便・アクセスしやすい形で低位市場や新市場に入る disruptive innovation が区別されます。Christensen Institute も、sustaining は「現在の競争軌道を維持する改善」、disruptive は「低位顧客や非消費者のニーズを満たす、より単純で手頃な製品・サービス」と説明しています。
なので「既存のものを破壊する」みたいなニュアンスで「破壊的」を使ってる説明は、訳語の雰囲気で勝手にそう思い込んでいる状態
なるほど、破壊という表現の対象は旧製品、負けた製品に対するのではなく評価線が既存の線から破壊される感じかHiro Aki.icon
例えばレコードが生まれたからといって生演奏の価値が、あるタイミングで急激に落下したかと言われると違うと感じる
ウォークマンからiPadまでは、録音された音楽の質と量、という評価軸が一貫していて、さらにはその質が大体頭打ち、これ以上増やしても使用者がついて行けない領域にまで踏み込んできて、そこでスマホという従来の機能よりも多少劣っている面が最初は見られたが、他の用途にも使えるという要素が追加され、スマホ市場が確実になるとiPadなどの市場が大きく落ち込む姿は、破壊的で納得出来る
あとは、既存の性能を追求し続けて、有る点以降はその性能の向上よりも他の要素の方が市場から見て価値があると判断され始める、という話と合致しているように見えないからかな
新しい評価軸が追加されるだけ、見た目が大きく変わるだけ、商品が次に移るだけでも破壊的イノベーションと表現しているように思えてきた。だからなんか違うという感覚
この解釈が正しくて、クリステンセンは「新しい評価軸が生まれつつあることに気づいてない従来事業者が古い評価軸で改善しようとするけど、市場の顧客は新しい軸で評価して『古い評価軸では劣ってるように見えるもの』を選ぶ」という現象の話をしているnishio.icon
評価軸Aで戦っている世界に評価軸Bが持ち込まれて、従来勝ってた「Aが高いけどBがない」より「Aは程々だけどBもある」が選ばれるってことかsta.icon
ゲーム的発想をしてみる
とある装備のパラメータは攻撃力上昇の高低でほぼ全ての性能が評価されていたけど、性能自体は他にもいくつもパラメータが存在する
高ければ高いほど良いのだから、しばらくは1つの評価だけをしていたけど、ある時誰かがふと気づく、攻撃力上昇の効果って100あれば十分じゃね?と
それ以降は別のパラメータ、例えば速度上昇だとか防御力上昇だとか、他の要素が重要だと気づき始め、ある時に、攻撃力は80程度でも、速度上昇がある程度以上あればソッチのほうが効果的じゃないかと気づき、市場が一気に変化
既存の評価軸では評価=攻撃力、だったのが、新しい評価では攻撃力✕0.3+速度✕0.7(ただし攻撃力はある閾値以上必要)といった感じと認識してみる
hoagecko.icon
オーディオを齧った身からするとかなり納得できる概念
音質ではなく「割れない(丈夫さ)」「長時間」で勝負 音質ではなく「曲ごとの選びやすさ」「手軽さ」が売りだった ここまで見てみると、その時の注目にあった特定の技術・機能だけをずっと伸ばすよりも、別の技術・機能の魅力の革新に血力を上げる方がいい、というような話か
コストしかり、多機能化しかり
大抵の革命的(破壊的技術)は、その時の争点となる技術・機能を押し下げる形で、全く別の争点を提供するように開発される これが最もhoagecko.iconの現在の理解に近い一文かな
それダンピングをイノベーションという語で表(ごまか)してるだけじゃんと思った
無意味な造語に思えて不思議だった
ここで本来の意味を知って納得
nishio.iconさん(と井戸端というコミュニティ)に感謝
具体的にはユニクロの事例から
terang.icon
どこで読んだのだったか「イノベーション」(シュンペーター)を、「技術革新」と捉えるといろいろわかりづらくなることが多く、むしろ「発明$ \times普及」というふうに、社会への認知や浸透までを射程に入れた方が意味を説明しやすいという視点があった
仮にこのイノベーションとは「発明$ \times普及」であるという前提を置いたときに、「破壊的イノベーション」(クリステンセン)というと、発明の技術レベルは上だったとしても、市場において「そんな高級品はいらん、性能は低くていいから安いのをくれ」となる(多くの場合、別に参入した新興プレイヤーがそれをもたらす)、その現象のことを言っていると理解している
+1: これは破壊的イノベーションのうちの一部である「従来評価されていた性能」と「価格の安さ」のトレードオフにフォーカスしている
「価格の安さ」も広い意味で「性能」という解釈によって破壊的イノベーションの仲間になっている
Summer498.icon
思考が転がっていく
多分これがパッと出てきてしまったのはnishio.iconの要約に引っ張られている
性能の劣ったものによって市場シェアが奪われること
これはだいぶネガティブ
軸$ Xにおける値が特定の方向に向かうことを大きい・強い・良い・優れたものだとしていると、それと逆行するものは小さい・弱い・良くない・劣ったもののように見える。
着目している軸$ Xについても性能が劣っているという見方もできるが、ムダを削除しているとも取れる。
+1nishio.icon
クリステンセンのあげた代表例がハードディスクのサイズ
当初「記憶容量は大きい方が良い」とされていて、プラッタの直径が短い製品は「記憶容量が大きくできないから劣っている」とされていた
しかし技術の発展によって記録密度が上がり、小さいハードディスクでもある種の用途に有用になってきた、このタイミングで「容量において劣っている製品がなぜか売れ始める」という現象が起きた
これを不思議だと思ってるのは「容量がでかい方がいい」と思い込んで他の評価軸の存在に気づかない既存事業者だけかもしれない
+1Summer498.icon
「軸$ Xにおける値が特定の方向に向かうことは大きい・強い・良い・優れたものだ」という前提の元で、「優れていないのに市場に広がっているぞ」みたいな言い回しなのだろうか、破壊的イノベーションは。
着地
軸$ Xに囚われずに異なる価値観のもとで生み出され市場価値を見出されたものが売れているというシンプルな話じゃないか
うーん、考えを転がしていったら例の間違っている方向に着地した感
もう一回色んなのを読み直してみると、破壊的イノベーション自体は「優れていないのに市場に広がっているぞ」みたいな言い回しで合ってそう。
「優れていないのに」という先入観が含まれる言葉
ネガティブなんだけど、その後に「なんだろうこの現象?」とこの現象を研究するきっかけになった際に発された言葉かな
新しい価値観を提供したんだぜというのは破壊的イノベーションそのもの説明というよりも、破壊的イノベーションは何故起こるのだろうかという問いに対する答え。
破壊的技術(disruptive technology)