石に漱ぎ流れに枕す
いしにくちすすぎながれにまくらす
負け惜しみ
が強いこと。
無理に
こじつけ
て、
言い逃れ
ることのたとえ。
由来
中国晋の
孫楚
が、本来なら「
石に枕し流れに漱ぐ
(俗世間を離れ、人里離れたところで自由に暮らす)」と言うべきところを「
石
に漱ぎ流れに
枕
す」と言い誤ってしまった時、友人の
王済
にからかわれた。
すると、
負けん気
の強い孫楚は「流れに枕するのは俗事を聞いて汚れた耳をすすぐためであり、石に漱ぐのは
歯を磨く
ためだ」とこじつけたという故事に由来する。
『蒙求』
や
世説新語
に収録されているらしい
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6. 蒙求集註|東京都立図書館
「さすが」に当てた漢字の「
流石
」や、「
夏目漱石
」という
雅号
は、この言葉に由来する。
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石に漱ぎ流れに枕す - 故事ことわざ辞典