油滴天目茶碗
油滴天目茶碗
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[ID:25] 油滴天目 茶碗 : 作品情報 | 収蔵品画像オープンデータ検索 | 大阪市立東洋陶磁美術館
大阪市立東洋陶磁美術館
天目は黒釉の碗という意味にも使われていますが、この名称は中国の浙江省北部の天目山に由来しているといわれます。ただし油滴天目は福建省にある建窯で焼かれたもので「建盞(けんさん)」とも呼ばれています。水面に浮かぶ油の滴のようにみえる金・銀・紺に輝く斑点から油滴と呼ばれています。油滴は釉薬に含まれる鉄分が釉の表面で結晶したものです。口縁部に施された金覆輪は、口縁部を補強するためのものですが、見た目にもアクセントになっています。本作は鎌倉時代以降に日本にもたらされ、関白豊臣秀次が所持し、のち西本願寺、京都三井家、若狭酒井家に伝来しました。南宋時代の漆の天目台3点が添えられています。