止揚
Aufhebung と綴られ、発音されることもある。
ヘーゲル哲学における中心的概念。矛盾を克服する過程を説明するものであり、その過程で肯定的で価値ある要素は維持・継続され、否定的な要素は排除される。 ヘーゲルは、ドイツ語の「Aufhebung」(止揚)という言葉に、相反する意味を一つの言葉(対立する言葉)に統合できる言語の思弁的な精神を見出した。ヘーゲルは弁証法的止揚の三つの段階を次のように提示した。 1. 発展段階の終了、克服(独:Negation、羅:tollere)、例えば 法律や政令の廃止。
2. 有望な側面を維持する(独:Aufbewahrung、羅:conservare)。
3. これらの側面をより高い開発段階に統合することで、新しい機能(独:Erhöhung、羅:elevare)、つまり「地面から何かを持ち上げる」機能が獲得される。