歌仙を巻く
(2)(和歌の三十六歌仙に由来する)連歌、連句の形式の一つ。二枚の懐紙を用い、初表(しょおもて)六句、初裏一二句、名残表(なごりのおもて)一二句、名残裏六句と、以上三六句続ける。蕉門俳諧確立後、百韻形式に代わって主流となった。また、一八句で終わるものは半歌仙という。歌仙俳諧。〈日本国語大辞典〉
『日本古典文学大辞典』の『秋の日』の項で知ったcFQ2f7LRuLYP.icon
芭蕉は『笈の小文』の旅のあと、貞享五年(一六八八)七月二十日。名古屋の竹葉軒長虹のもとで「栗稗にとぼしくもあらず草の庵(芭蕉)」を発句とする歌仙を巻いた。